2021年のMLBにおいて二刀流で快進撃を続け、文字通り歴史を作った大谷翔平。彼が投手として記録した9勝を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る。

 今回は1か月半ぶりに飾った2勝目にクローズアップしていく。この日は6回2失点で降板した大谷だが、10奪三振、無四球というキャリアトップクラスの快投を披露。このピッチングを目の当たりにした現地記者は「もはやショックだ…」と驚きの色を隠せなかった。

記事初掲載:2021年6月5日

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 現地時間6月4日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・投手」で先発。6回(76球)を投げて2失点はしたものの、10奪三振、無四球という快投で、今季2勝目を挙げた。

 いきなり先頭打者のJP・クロフォードに一発を浴びたが、そこからが“ショウタイム”の始まりだった。後続を3者連続三振に仕留めて初回を凌ぐと、以降も危なげないマウンドさばきを披露。前回登板の課題となった制球力も安定し、マリナーズ打線を寄せ付けなかった。

 とりわけ圧巻だったのが、降板直前の6回だ。相手が上位打線から始まる局面だったが、2番のミッチ・ハニガーを落差の大きい89マイル(約143キロ)のスプリットで、続く3番のカイル・シーガーを87マイル(約140キロ)のスプリットで、それぞれ三振に切って取ったのである。
  26歳の日本人が見せつけた堂々たるピッチングには、現地識者からも賛辞が相次いでいる。米スポーツ専門メディア『The Athletic』に寄稿するブレント・マグワイア記者が自身のツイッターで、「この試合でのショウヘイ・オオタニがずば抜けていたことは、もはやショックでしかない」と評せば、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで次のように記した。

「ショウヘイ・オオタニのスプリットはすべてが不公平だ!」

 出色のパフォーマンスで存在感を強めた大谷。明日の試合では、花巻東高校の先輩である菊池雄星との対戦が予定されているだけに、今度はバッティングでの活躍に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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