セ・リーグは11月1日、今季のレギュラーシーズン全日程が終了。リーグ優勝はヤクルトで確定していたが、タイトル争いでは数部門が混戦状態だった。果たして、各スタッツでトップに立ったのは誰だろうか?
※丸数字は獲得回数

<打撃部門>
【首位打者】
・鈴木誠也(広島)②/打率.317

 今冬のMLB挑戦が噂される鈴木が2年ぶりの首位打者に輝いた。侍ジャパンでも4番を務めるなどフル回転のシーズンを送り、後半戦に調子を取り戻して最高出塁率との2冠を達成。鈴木に次ぐ2位には坂倉将吾(広島)が食い込み、見事なワンツーフィニッシュを飾っている。

【最多本塁打】
・村上宗隆(ヤクルト)①/39本塁打
・岡本和真(巨人)②/39本塁打

 特に熾烈だったのがこの本塁打争い。史上最年少での40号到達に王手をかけた村上とともに、岡本が昨季に続く本塁打王に輝いた。首位打者の鈴木は今季最終戦で39号を狙ったものの、惜しくも1打届かず3位。本塁打王を2選手が分け合うのは、2004年以来17年ぶりとなる。

【最多打点】
・岡本和真(巨人)②/113打点

 2位の村上と激しい争いを繰り広げながらも、岡本が1打点差で無事タイトルを守り切った。不動の4番として全143試合に出場し、2018年に記録していた自己最多の100打点から113打点へと上積みした。本塁打、打点での“二冠王”は昨シーズンに続いて2年連続の快挙だ。
 【最多安打】
・近本光司(阪神)①/178安打

 2位の佐野恵太(DeNA/165安打)に大差をつけ、近本が独走状態で自身初の打撃タイトルを獲得した。3年目を迎えた今季は首位打者争いも繰り広げ、自己最多となる14度の猛打賞をマーク。2019、20年に手にした盗塁王に続き、自身3度目のタイトルだ。

【最高出塁率】
・鈴木誠也(広島)②/出塁率.433

 首位打者に続き、鈴木が最高出塁率でも2年ぶりの戴冠だ。昨年受賞の村上は出塁数で勝っているものの、出塁率.では惜しくも2位に沈んでいる。また、四球数を比較してみると鈴木が87、村上が106と大差があったものの、シーズン終盤は鈴木の独走状態だった。

【最多盗塁】
・中野拓夢(阪神)①/30盗塁

 リーグ前半戦にインパクトを残したのが佐藤輝明(阪神)なら、後半戦はこの中野だと言えるかもしれない。同球団の新人では赤星憲広、近本に続く史上3人目の受賞。盗塁失敗はわずか2度しかなく.938という驚異の成功率だ。一方で2019、20年に同タイトルを手にした近本は、24盗塁の2位でシーズンを終えている。
 <投手部門>
【最優秀防御率】
・柳裕也(中日)①/防御率2.20

 勝利数は11勝にとどまったものの、柳が防御率で他を圧倒した。最多奪三振と合わせて投手2冠を飾り、今回が5年目にして初のタイトル。また、2019、20年の大野雄大に続く中日勢の3年連続受賞となった。これは球団史上初めての快挙だ。

【最多勝利】
・青柳晃洋(阪神)①/13勝
・九里亜蓮(広島)①/13勝

 最多勝利投手を分け合ったのはこのふたり。中でも6年目の青柳は開幕からローテーションの中心としてフル回転し、目標としてきた13勝に到達。最高勝率との投手2冠に輝いた。同じく初タイトルを手にした8年目の九里は、149投球回と先発24試合で自己最高の数字を残している。

【最多奪三振】
・柳裕也(中日)①/168奪三振

 2位の戸郷翔征(巨人/138奪三振)に大差をつけ、最優秀防御率の柳が断トツのトップに立った。昨季の数字と比較すると、奪三振数は88→168という凄まじい増加ぶり。こちらも中日にとっては、2年連続の受賞(昨年は大野が148奪三振で1位)である。
 【最高勝率】
・青柳晃洋(阪神)①/勝率.684
 
 青柳が2位の柳(.647)を僅差で制し、最多勝利との2冠を手にした。5月14日の巨人戦からは東京五輪による中断期間を挟んで、3か月間負けなしの8連勝をマークするなど好調を維持。日本代表としても金メダル獲得に貢献し、大きな飛躍を遂げたシーズンとなった。

【最多セーブ】
・スアレス(阪神)②/42セーブ

 阪神の守護神右腕スアレスが助っ人の球団新記録となる42セーブを記録し、2年連続のタイトルを手にした。球団最速の剛速球で相手打者を抑え続け、今季セーブに失敗したのは9月23日に行なわれた中日戦の1度のみ。これまでの自己最多記録は昨年の25セーブだった。

【最優秀中継ぎ】※HP=ホールドポイント
・清水昇(ヤクルト)②/53HP

 53HPでプロ野球記録を樹立した清水が、昨年に続いて2年連続の最優秀中継ぎ投手に輝いた。安定した投球を見せる“球界最高のセットアッパー”という清水の存在は、6年ぶり8度目のリーグVを飾ったヤクルトにとって大きかったことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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