五輪2連覇中の“アイス・プリンス”に再び試練が訪れた。

 日本スケート連盟は11月4日、フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が右足関節靭帯損傷のため、グランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(11月12日開幕、東京)を欠場すると発表。日本に設けられている3枠の五輪代表入りを目指し、今後は全日本選手権(12月22日開幕、埼玉)で大一番を迎える予定だ。

 このニュースは“フィギュア大国”にも衝撃が走っている。露メディア『Sports.ru』は現地時間11月5日、ソチ五輪で団体金メダルを獲得したエカテリーナ・ボブロワ(ロシア)氏の反応を紹介。インタビュアーに「ハニュウが4回転半のリスクを冒す価値」を問われると、次のように見解を述べた。
 「彼は2度の五輪王者であり、何も恐れていない。誰に対してもすべてを証明してきた。芸術のため、人々のため、フィギュアスケート界を盛り上げるためにスケートをしている。

 4回転半のアクセルを狙うのはむしろ正当なリスクだ。すでに金文字を刻んでいるといえ、彼はこのことで自分の名前を歴史に刻もうとしている。もしユズルが自分にできると信じ、コーチやチームのサポートを受け、そして彼が望んでいるなら、私はただ彼の成功と夢の実現を祈るだけだ」

 シーズンの出だしから苦境に立たされたが、平昌五輪後から本格的に取り組み始めたクワドアクセル(4回転半ジャンプ=4A)への挑戦はどんな結末を迎えるのか。前人未踏の道を突き進む26歳の今後に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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