NBAでは今季から、公式球を従来のスポルディング製からウィルソン製のものへと変更。そんななか、選手たちは新たなボールへのアジャストに苦戦しているようだ。

 ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは、「ボールについて言い訳するつもりはない」としながらも、「これまでと違うバスケットボールなのは間違いない。今年はまずいミスが多いと思う」と発言。また、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーも「(ウィルソンの)ボールはあまり好きじゃない。この12年間、スポルディング(のボール)で毎日ショットしてきた。ウィルソンのボールは扱うのが難しい気がするんだ」と、新公式球への適応に苦しんでいることを明かした。

 実際に、カリーのここまでのフィールドゴール成功率が42.0%、3ポイント成功率も37.4%で、どちらもキャリア平均(フィールドゴール成功率47.6%、3ポイント成功率43.2%)と比べて5%以上ダウン。彼以外にも、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードを筆頭に、シュートスランプに陥っている選手も多い。
  だが、“現役最高スコアラー”のプレーにはボールの影響など一切関係ないようだ。ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、現地時間11月5日(日本時間6日)のデトロイト・ピストンズ戦を終えた後、新公式球について「俺にとっては、以前のボールと同じように感じる」と話した。

 ここまでデュラントは10試合に出場し、リーグトップの平均28.6点をマークしているほか、フィールドゴール成功率は自己ベストの57.3%を記録。3ポイント成功率38.3%は昨季(45.0%)より数字を落としているものの、キャリア平均(38.4%)と同程度の水準を維持している。そしてこのピストンズ戦でも29得点を稼ぎ出し、チームを勝利に導いてみせた。

 アジャストに苦戦する他のプレーヤーたちを尻目に、8年ぶり5度目の得点王へ向けて邁進するデュラント。とはいえ、シーズンはまだ始まったばかり。新公式球に適応した選手たちが復調してくることに期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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