現地時間11月7日、プレミアリーグ第11節が行なわれ、アーセナルはワトフォードを1-0で下し、リーグ3連勝を飾るとともに、連続無敗を8試合(公式戦10試合)に伸ばした。

 本拠地エミレーツ・スタジアムでの一戦、下位に沈む相手に立ち上がりから攻撃を仕掛けた「ガナーズ」は、7分にVARでゴールが無効となり、36分にはPKをピエール=エメリク・オーバメヤンが失敗するなど、幾つかの好機を活かせずにいたが、56分にベン・ホワイトのドリブル突破から、こぼれ球をエミール・スミス・ロウが右足で鮮やかにゴール右隅に突き刺してゴール。この1点を守り切る形で、100試合目の采配となったミケル・アルテタ監督に勝利をプレゼントした。

 開幕3連敗で無残な最下位転落から、5位まで順位を上げてきたアーセナル。その快進撃は4節ノリッジで始まったが、同試合で新天地デビューを飾った冨安健洋はすぐに不動の左SBとして定着し、このワトフォード戦でも安定した守備と、攻撃での貢献も見せ、アーセナルでの無敗を維持している。

 その優秀さは今回もデータに表われ、データサイト『Whoscored.com』によれば、空中戦では3回全てに勝利し、7回のタックル数と内6回の成功数はチームトップ。クリア数も5回でチーム2位と、守備における存在感の高さを示している。また、ボールタッチ80回(チーム4位)、パス49回(4位)という数値からも、非常に多くのプレーに絡んでいることが窺い知れるだろう。
  11月5日に23歳の誕生日を迎えてから最初の試合を白星で飾った冨安に対し、英国公共放送『BBC』の視聴者投票による採点では「7.15」と、チームでは9番目ながらも高めの評価。日刊紙『Evening Standard』は「前半は少しばかり質の劣る瞬間があったが、後半は良くなった。守備における空中戦は感動的だった」として、10点満点採点で「6」と及第点を与えた。

 同じく日刊紙の『THE SUN』は「7」と高採点で、寸評でも「この日本代表は、何というお買い得な選手だったのかが、分かる試合だった。守備における絶対的な岩となったことで、ボローニャに支払った1950万ユーロ(約25億円)は元が取れた。(ワトフォードの)エマヌエル・デニスとイスマイラ・サールの企みに対して簡単に対処し、右サイドではブカヨ・サカとうまく連係が取れていた」と賛辞が並んでいる。

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「エマヌエルを抑える仕事に集中。最初は自陣深くへの侵入を許したが、後にポゼッションで勝てるようになった」と評し、採点は「6」。スポーツ専門メディア『sportskeeda』は「7.5」を与え、「前半は積極的に攻撃に参加し、2つのキーパスをマーク。その一方で、多くのクリア、タックルを見せ、デュエルにも勝つなど、守備の仕事を犠牲にすることはなかった」とポジティブに綴った。

 最後にサッカー専門メディアでは、『football.london』が「ボールを持った時にやや危ない瞬間があったり、攻撃的なプレーが機能したりしたが、守備では本当に安定していた」として「6」、そして『90min』は「荒っぽい試合を楽しんでいたように見え、ピッチ上でその能力を発揮した」と「7」の高採点を与えている。

構成●THE DIGEST編集部