女子テニスのツアー最終戦「WTAファイナルズ」(11月10日〜17日/メキシコ:グアダラハラ/ハードコート)は現地11月10日に「グループ・テノチティトラン」のラウンドロビン(予選)初戦が行なわれ、同大会初出場で第2シードの青山修子/柴原瑛菜組が登場。第7シードのダリヤ・ユラク(クロアチア)/アンドレア・クレパック(スロベニア)組を6−0、6−4のストレートで下し、デビュー戦を白星で飾った。

 今年4月のマイアミ(WTA1000)で初のビッグタイトルを獲得するなど今季だけでツアー5勝を挙げ、女子ダブルスで2002年の杉山愛/藤原里華以来となる19年ぶりの日本人ペアでの最終戦出場を決めた青山/柴原。ユラク/クレパックとは10月のシカゴ(WTA500)でも対戦しており、その時はフルセットの大接戦の末に敗れていた。

 だが、この日は青山/柴原が試合開始から8ポイントを連取するなど試合を優位に進め、1ゲームも与えずに第1セットを先取する。第2セットは一転、第3ゲームでブレークを許す苦しい展開となるも、直後の第4ゲームでブレークバックに成功。5−4リードで迎えた第10ゲームで値千金のブレークを奪い、1時間8分で雪辱を果たした。
  試合後のオンコートインタビューで「今日はとてもいいスタートが切れた」と満足気に振り返った33歳の青山。続けて「瑛菜が本当にいいリターンをしてくれた。彼女に助けられ、自分の力を出し切ることができた」とも語り、10歳年下の相棒である柴原に感謝した。

 一方の柴原は「彼女たち(ユラク/クレパック)はとてもタフなペア。シカゴでの対戦では厳しい戦いを強いられた」と苦い経験を回顧しつつも、「とてもいい気分で試合に臨めた。今日は勝つために何をすべきかわかっていたから、うまくできたと思う」と喜びを表現した。

 今年度の最終戦では男女ともに日本人選手のシングルス出場者がいないため、青山/柴原の活躍に期待がかかっている。次戦も2人で力を合わせて勝利を手にし、日本に明るいニュースを届けてほしい。

文●中村光佑

【PHOTO】青山/柴原ら、世界で戦う日本人女子テニスプレーヤーたち!