11月14日、新日本プロレスは『ワールドタッグリーグ2021&ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』を後楽園ホールで開催した。

 この日は『ワールドタッグリーグ2021』公式戦が組まれ、第2試合では、IWGPタッグチャンピオンチーム、タイチ&ザック・セイバーJr.組と鈴木みのる&TAKAみちのく組の鈴木軍同門対決が実現。試合は2年半ぶりに新日本マットへ電撃復帰を果たしたTAKAの“制裁マッチ”になった。

 鈴木軍のオリジナルメンバーでもあるTAKAは、タイチの元相方で、ザックはマネージャーを務めてもらっていたという縁がある。

 試合終盤、タイチがTAKAにブラックメフィストを炸裂するとそのままカバーには入らずに様子を伺う。みのるは「立て!」と檄を送るも、TAKAは立てずそのままKO負け。試合後、タイチが「どういうつもりだ? コイツ連れて来て」と詰めると、みのるは「こんなヤツでも!こんなヤツでも!」と言い返すと、タイチはニヤリと笑みを浮かべて、「そうだよ! オレだって、コイツだって、アンタだって、クソヤローだよ! クソヤローの集まりだよ!」と叫んだ。

 最後はタイチは髪をつかんで「テメェー! 変わるんだろうな? いままでのクソヤローだったらぶっ殺すぞ! わかったか?」とTAKAに言い放ち、みのるが「そういうこっちゃ」と言うと、4人はグータッチを交わして鈴木軍の結束を深めてバックステージへ去った。

 バックステージでタイチは「何がイチバンでも誰がボスでもねぇんだよ。そこで一番強かったヤツが一番えらいんだよ。それだけだ。きょうはTAKAの野郎に調子狂わされたけどよ」と語り、TAKAへの想いをぶつけた。

「TAKA、いつだってテメェ、ふざけたことしたらブチ殺すぞ。お前が一番わかってんだろ。テメェの胸に聞け。なんでこうなったか? お前が一番わかってるはずだ。またおんなじことしたら、ホントにブチ殺すからな、オメェこの野郎。わかったか?」
  手厳しい言葉のムチを受けたTAKAは「なんでこのタイミングで、俺がここに来たか? みんな疑問に思ってるだろ?」と復帰と鈴木軍への気持ちを漏らした。

「いろいろあって、(鈴木軍から)離れて2年半、いろいろあったけど、酔っぱらったときかもしんねぇけど、タイチとか、たまにボス(みのる)とかがよ、連絡くれて。帰りを待っててくれたかわからねぇけど、気にかけてくれた。タイチもあんなこと言いながらよ、なんだかんだいって気にかけてくれてた。

 俺の力なんて大したことねぇよ。微々たるモンだよ。ただよ、何か俺にできることがあるんじゃねぇかと思って。この鈴木軍、鈴木軍の初期メンバー、ボスとタイチとやってきた10年間。(立ち上がり)何か俺にもまだできるんじゃねぇかなと思って。だから俺は帰ってきた」

 悔しさを滲ませつつも、鈴木軍復帰の経緯を明かしたTAKAは、「無謀な挑戦? そんなの最初からわかってんだ。(『ワールドタッグ』優勝を)必ず獲って、(IWGP タッグ)チャンピオンがいまタイチとザックだろ? そこ、必ず獲りにいく。スタートしたばっかだよ」と語り、優勝してタイチ&ザックへのリベンジを誓っていた。

 みのるは、先のアメリカ遠征でAEWに所属している元メンバーのランス・アーチャーと再タッグを果たしており、新日本で鈴木軍がふたたび勢力を拡大するかもしれない。

◆新日本プロレス◆
『ワールドタッグリーグ2021&ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.28』
2021年11月14日
東京・後楽園ホール
観衆 698人
▼『ワールドタッグリーグ2021』公式戦(30分1本勝負)
○タイチ&ザック・セイバーJr.(18分44秒 KO)鈴木みのる&TAKAみちのく●
※ブラックメフィスト

文●どら増田