2021−22シーズンの序盤戦で主役を担っている1人が、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーだ。33歳にして“最高の自分”を更新するようなハイパフォーマンスを披露し続ける最強シューターに関して、大学時代の恩師は「驚きはない」と語っている。

 左手骨折に苦しんだ2019−20シーズンを経て、昨季平均32.0点を叩き出して自身2度目の得点王に輝き、完全復活を印象づけたカリー。迎えたキャリア13年目の今季もここまでリーグ2位の平均28.1点を稼ぎ出し、ウォリアーズをリーグ最高勝率(11勝2敗/11月14日時点)の好スタートに導いている。

 通算3ポイント成功数でも、歴代単独トップまであと75。大学時代にカリーを指導し、現在もデイビッドソン大のHC(ヘッドコーチ)を務める71歳のボブ・マキロップ氏が、『NBC Sports Bay Area』で教え子のプレーについて語っている。

「私はステフィン・カリーが何をできるか、予測はしない。彼に限界はないからね。彼はバスケットボールの暗殺者だ。3ポイントを打ち、相手のガードが守備をしていなかった時、私は何度もベンチに向かって『アイツらはそれがステフィン・カリーだと知らないのか?』と何度も言ったのを覚えている。今のウォリアーズでのプレーを観ても、私は驚かないね」
  カリーは現地時間11月8日(日本時間9日)のアトランタ・ホークス戦で今季リーグ最多の50得点(フィールドゴール28本中14本成功、3ポイント19本中9本成功、フリースロー全13本成功)をマークしたが、ウォリアーズの選手として50得点、10アシストはウィルト・チェンバレン(1963年2月13日)、リック・バリー(1974年2月23日)に次いで史上3人目。33歳での50得点、10アシストは、チェンバレンの31歳を抜いてNBA最年長記録となった。マキロップHCは、カリーの無尽蔵の活力に感嘆している。

「33歳で50得点、10アシスト以上は彼が初めて。彼は毎日、より良くなるアプローチを踏み、パフォーマンスでそれを証明している。はつらつとしたエネルギー、インスピレーションは突出しているね。ゲームを向けた準備を、チャンスと捉えているんだ。彼は静かながらも一貫性があり、目を引くほど優雅な、超一流のリーダーだ。我々の現実世界をリードするために必要なものとも言えるだろう」

 33歳となっても衰えをまったく見せず、輝きを放ち続けるカリー。さらにマキロップHCは、教え子が40歳を超えてなお現役だったとしても不思議はないとの見解を述べている。

「彼は40歳でもまだNBAにいる可能性がある。だから、2032年(44歳)までプレーするということにしておこう」

 歴代3ポイント成功数1位のレイ・アレンは38歳、同3位のレジー・ミラーは39歳まで現役を続けたが、同じシューターのカリーは何歳までゴールを射抜き続けるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!