1月1日、プレミアリーグ第21節が行なわれ、アーセナルは1-2でマンチェスター・シティに敗北。今季7敗目を喫し、連勝は4でストップした。

 新年最初の一戦で本拠地エミレーツに首位チームを迎えた「ガナーズ」は、31分にキーラン・ティアニーのグラウンダーのクロスをブカヨ・サカがダイレクトで合わせて先制。しかし54分、ペナルティーエリア内でグラニト・ジャカがベルナルド・シウバを掴み倒したとVAR検証によって判定されてPK献上、リャド・マハレズに決められる。そして同点のまま迎えた後半アディショナルタイム、ケビン・デ・ブルイネの入れたクロスからの混戦からロドリに詰められ、土壇場で勝点を失うこととなった。

 敵将ジョゼップ・グアルディオラが「アーセナルの方が良いチームだった」と語ったように、コンディションの違いもあってか首位チーム相手にも良いプレーを見せたホームチームにとっては悔しさの残る衝撃的な結末と失意の結果となったが、それは右SBとしてフル出場した冨安健洋にとっても同様であり、自身のSNSで「これは我々の臨んでいた2022年の始まりではありませんでした」と心情を吐露している。
  続けて「しかし、ピッチ上で我々は全力を尽くしました」とも綴った冨安は、前節ノリッジ戦前に新型コロナウイルスの陽性反応を示し、一時はこのマンC戦への出場が絶望視されていた。しかし、自主隔離の後のPCR検査をクリアしたことで出場が可能となり、2戦ぶりにピッチに復帰。準備時間は少なかったものの、首位チームの強力な攻撃陣相手にも持ち前の安定した守備を披露した。

 そんな彼に対し、メディアも及第点以上の評価を与えており、英国の日刊紙『Evening Standard』は10点満点の採点でチーム最高タイの「8」とし、寸評では「昨夏に加入して以来、アーセナルの非常に重要な存在となっている。試合を通して、ラヒーム・スターリングを沈黙させた」、『INDEPENDENT』紙は「いつも通りの非常に安定感で、前半にスターリングやデ・ブルイネを数回にわたって止めた」として、採点は「7」を与えた。
 『THE SUN』紙も同様に「7」で、「日本のスター選手は、ガナーズの歓迎される復帰者であり、守備ではフィジカル勝負を恐れることはなかった。守備面でのクレバーさをフルに発揮して、相手の攻撃をほとんど阻み、攻撃では幾つかの良いクロスを上げた」と綴り、攻守両面で良さを発揮したことを評価している。さらに『Daily Mail』紙も「コロナ感染から復帰し、スターリングを最初から最後まで抑え込み、攻撃参加も良かった。アーセナルは本当に良い右SBを擁している」と称賛し、採点はこちらも「7」だった。

 サッカー専門メディアでは、『Squawka』は「8」の高採点で、寸評では「スターリングに、決して背後のスペースに入らせることはなかった。素晴らしいプレーで、タックル3回、インターセプト3回、クリア5回というスタッツを記録。アーセナルが10人になってから(59分にCBガブリエウ・マガリャンイスがラフプレーで2度目の警告を受けて退場)は、さらに良くなった」とポジティブに評している。
 『football.london』も「コロナから回復した日本代表選手が素晴らしいパフォーマンスを披露。試合を通してスターリングを難なく抑え、守備の仕事を完遂した」として、やはり守備陣で最高タイの「8」と高評価。『90min』も同採点で、「スターリングを無力化させるタスクを与えられ、トミヤスはそれを大成功させた」と賛辞を贈った。

 最後に、アーセナルの専門メディア『PAIN IN THE ARSENAL』は守備陣で最高の「9」として、寸評では「ほとんど練習をしていなかったにもかかわらず、それを全く感じさせなかった。スターリングをしっかり抑えただけでなく、幅広く他の相手選手も追いかけ続けた。攻撃でも、幾つかのエクセレントなパスを出した」と、攻守でのチームへの貢献を高く評価している。

構成●THE DIGEST編集部