現地時間1月2日、イタリアのバレーボールリーグセリエAで延期となっていた2021-22レギュラーシーズン前半の最終節が行なわれ、石川が所属するパワーバレー・ミラノがジョイエッラ プリズマ・ターラントとアウェーで対戦。セットカウント2-3(29-27、22-25、16-25、25-21、10-15)で新年初戦を白星で飾った。

 コッパ・イタリア(リーグ前半上位8位)に暫定8位で出場が決っているミラノは勝ち点を得て7位に浮上し、リーグ戦で完敗を喫した首位シル・セーフティ・ペルージャとの対戦を回避したいところ。直近のイタス・トレンティーノとの年内最終戦で素晴らしいパフォーマンスを披露した石川をこの大事な試合で先発起用した。

 元日に感染者が14万人を超えたイタリア。この試合は蔓延防止のためコートチェンジなしで実施された。

 ミラノはなかなかプレーがかみ合わず、第1セットを接戦の末に落としてしまう。第2セットでもチームの調子が上がらず、石川も序盤に2連続でブロックにつかまるなど苦戦する。それでも、2段トスで得点につなげて後半の追い上げに貢献。フランス代表の東京五輪金メダルコンビ、ジャン・パトリーとバルテレミー・シネニエーズのサービスエースなどで逆転に成功して試合を振り出しに戻す。

 第3セット、ミラノはレセプション後に自ら強烈なバックアタックを決めた石川のプレーで勢いに乗ると、イタリア代表として東京五輪に出場したマッテオ・ピアノの3連続ブロックや昨年にU21世界選手権を制した若き司令塔パオロ・ポッロの連続エースでリードを広げてセットを連取。
  そのまま逃げ切りたいミラノだったが、今シーズン唯一の昇格チームの粘りに屈してフルセットへ突入。石川は攻撃の機会が少ないなかで、試合最多の23得点を挙げた米国代表トーマス・ジェスキーのアタックを絶妙なディグで演出すると、マッチポイントで後方からの難しいボールにうまく反応してブロックアウトを奪い試合を決めた。

 石川は11得点(アタック9、ブロック1、エース1)を記録。チーム全体が攻守で安定感を欠くも苦しみながら勝ち点「1」を獲得したことで、キオエネ・パドヴァを抑えて7位でコッパ戦出場が確定。現地16日の準々決勝で2位クチーネ ルーベ・チヴィタノーヴァと対戦することが決まった。

 新型コロナウィルスの感染が急拡大している影響で延期となっている試合の消化とコッパ戦開催に向けて、大幅な日程変更を余儀なくされた1月。中旬まで3〜4日ごとに試合をこなすハードスケジュールがミラノを待ち受ける。次戦は日本時間7日午前0時開始の後半第3戦、ブルーエナジー・ピアチェンツァとのホーム戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部