現地時間1月6日、バレーボールのイタリアリーグ セリエA2021-22レギュラーシーズン後半第3節が行なわれ、日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・パワーバレー・ミラノがホームでブルーエナジー・ピアチェンツァと対戦。セットカウント3-1(31-29、23-25、25-22、25-18)で勝利を収めた。

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 シーズン前半にフルセットの末、ピアチェンツァに惜敗を喫したミラノは、新年を白星でスタートさせた勢いを味方にリベンジを狙うこの試合で石川を先発起用した。

 石川は自身のサーブで試合をスタートさせると、直後に絶妙なディグから相手リベロを吹き飛ばすバックアタックで最初の得点を挙げる。主砲ジャン・パトリー(フランス代表)がやや不調のなか、最大3点のビハインドを強いられるが、石川の効果的なサーブや好守で得点を引き出す。ミラノは先にセットポイントを握ると粘るピアチェンツァを最終局面で退けて1セット目を先取した。

 白熱した展開は第2セットでも続く。石川は2点差で迎えた相手の最初のセットポンイトを、レセプション後のレフト攻撃で阻止。さらに素早い反応のブロックカバーからデュースに持ち込む打球をコート奥に叩き込む。しかし、ビデオ判定により惜しくも右ひざがネットに触れていたことで相手の得点となり試合は振り出しへ。
  第3セットでは鋭いバックアタックに加え、ピアチェンツァのエース、アディス・ラグンジラ(トルコ代表)をブロック。上手さが光る守備でも得点につなげ、オールラウンドな活躍で2セット目の奪取に大きく貢献。第4セットでミラノは相手守備を崩す石川のサーブを起点に3連続得点。順調にリードを広げマッチポイントで再び背番号14のサーブが炸裂する。レセプションで苦しんだピアチェンツァは続く攻撃でもミスを犯して試合終了。2連勝を飾ったミラノは勝点「3」を獲得して8位から7位へ順位を上げた。

 国営放送で解説を務めたイタリア最強と名高い90年代のメンバー“フェノーメニ“の1人、アンドレア・ルケッタ氏は、石川のパフォーマンスを称賛。第2セットで放った高速クロスに、「これぞイシカワのDNA」とコメント。第3セットの重要な場面でパイプ攻撃が決まると、「イ・シ・カ・ワーーー!!」と絶叫して、第4セット最初の得点となったレフトからのノールック・ストレート弾を「傑作!!」と称した。また、その安定したレセプションについても終始高く評価していた。

 石川は14得点(アタック13、ブロック1)を記録。多彩な攻撃が功を奏したミラノは5選手が2桁得点を挙げての勝利となった。

 次戦はいよいよシーズン2度目の日本人対決。日本時間9日午後11時30分開始の後半第4節で、ミラノは日本代表の西田有志が所属するトンノカッリポ・ヴィ―ボバレンティアとのホーム戦に臨む。負傷離脱が続いている西田だが、直近の試合でベンチ入りを果たしており石川との直接対決で復帰が期待できそうだ。前回のリーグ初対戦では、イタリアで7シーズン目の石川を擁するミラノがストレート勝利。今回はどちらに軍配が上がるのか、大きな注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部