MLBのロックアウトが長期化し、米球界は文字通りの異常事態と化している。そのなかでも、ストーブリーグの人気銘柄となっているのが、広島からのポスティングシステムによるMLB挑戦を決意した鈴木誠也だ。
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 プロ入り後9年間での平均打率は.315で、長打率も.570とハイアベレージをマークした鈴木。強肩を武器にした守備でも5度のゴールデン・グラブ賞を受賞するなど、当代屈指の5ツールプレーヤーとしての声価を高めてきた。

 日進月歩で成長を遂げた27歳のサムライについて、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は、「多くのチームが積極的に獲得に乗り出している。8球団以上、15球団未満だ」と明言。すでに現地メディアでは、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズ、フィラデルフィア・フィリーズなど、ロックアウト突入前まで交渉に及んでいたとされる具体的なチーム名も挙がっている。

 そんな鈴木がMLB挑戦に関して興味深いコメントを残した。1月7日に巨人やレッドソックスなどで活躍した上原浩治氏のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」に出演した際に、「ボストン(レッドソックス)行くんでしょ?」と振られ、「えっ…ちょっと分からないです」と苦笑いを浮かべて返答した。
  元レッドソックスOBのコメントに対する何気ない返しだった。しかし、これがアメリカでも話題となった。獲得候補にも挙げられているフィリーズの専門メディア『That Balls outta here』は、「我々にとって新年最初の週末はやや残念な結果で締めくくられた」とクローズアップし、「日本のスターがフィラデルフィアに来る可能性は現時点で小さそうだ。フィリーズ・ファンは夢を絶たれた」と低調気味に記した。

 もっとも、先述の動画内で鈴木はレッドソックス入りを明言したわけではない。だが、「マツザカやウエハラ、サワムラなど多くの日本人選手たちが成功を収め、彼らの繁栄を長くサポートできる組織に行くのは理にかなっている」と続けた同メディアは、「フィリーズは他の選手を優先する可能性が高い」とした。

 はたして、鈴木が図抜けたポテンシャルを見せつける場はどこになるのか。残り期限が21日間となっているポスティング交渉の行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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