リーガ・エスパニョーラ、マジョルカの久保建英は現地1月15日に行なわれた国王杯、エスパニョール戦でスタメン出場し、フリーキックで先制点となるゴールを決め、チームの勝利に貢献した。公式戦では昨年12月4日のアトレティコ・マドリード戦以来の得点となった。

 32分、相手ペナルティエリア手前右側で味方がファウルを受けると、久保が一人、キッカーとしてボールの側に立つ。小さなステップから素早く左足を振り抜くと、ボールは鋭いスピードで弧を描き、キーパーの手をはじいてゴールネットを揺らした。久保の技術が集約された、見事なフリーキックだった。

 チームは2−1で勝利しベスト8進出を決めており、得点以外でも右サイドで精力的に動き続けるなど、改めて久保の存在感が発揮された試合だったと言える。

 もちろん、このゲームでの久保の活躍は現地でも伝えられており、久保の保有元であるレアル・マドリーの情報を扱うメディア『DefencaCentral』も若き日本人アタッカーを絶賛した。
  同メディアは久保に対し「膝の怪我を乗り越え、感覚を取り戻しつつあるクボは、最近の試合でもレベルが上がってきている」と述べ、さらにこのゲームでの得点を振り返り「エスパニョールとの試合では、クボの特権的な左足で素晴らしいフリーキックのゴールを見せた」として、ゴールを高く評価している。

 さらに「自分の価値とサッカー選手としての将来性を証明することができた」と、試合全体でのパフォーマンスを讃えた。

 一方で、「レアル・マドリーはこの20歳が今後数年でリーガ・エスパニョーラ最高の選手の一人になると信じている」と期待を述べるも、「現時点ではクボがアンチェロッティのチームに入る可能性はゼロだ」と、レアル復帰については難色を示している。すでにタレント揃いである上、フランス代表のキリアン・ムバッペ獲得の可能性もあるとして「(レアルでの)ポジション争いはかつてないほど激しく、さらに複雑化していく」とも付け加えている。

 その上で、マジョルカでのプレーにおいては「出場時間を最大限に活かしている」と評し、「レアルは今後もクボの成長を見守っていくだろう」と締め括った。

 与えられた環境の中、挑戦を続ける久保建英。激しい戦いが繰り広げられるピッチで、今後も自身の能力を最大限に発揮していくだろう。 

構成●THE DIGEST編集部

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