ベン・シモンズの処遇がいまだ定まらないフィラデルフィア・セブンティシクサーズだが、残された選手たちは愚直に目の前の試合だけに集中している。現地時間1月15日(日本時間16日、日付は以下同)のマイアミ・ヒート戦に勝利し、直近10戦で9勝と絶好調。そんなチームをリードする大黒柱のジョエル・エンビードも、自信に満ちあふれているようだ。

「気分はいいよ。多くのチームと同様に、俺たちも新型コロナウイルスの問題があった。ベストプレーヤーを欠いたチームは勝つのが難しくなるからね。ただ、うちはチームがほとんど健康で、特に自分がラインナップに入っている時は確か21勝9敗(編集部注:この日の勝利で22勝9敗)とかだったと思う。悪くないだろ?NBAで最高級の成績を残しているチームと肩を並べているんだから。つまり健康であること、そしてこれまで続けてきたことを継続することが大切なんだ」

 エンビードは「ちょっと前はオフェンスで少し苦戦していた」と明かすが、今はかなり状態が良いと認めている。
 「今はボールを動かすだけで、とてもいいオフェンスができている。まだ自分たちはベストのバスケットボールがプレーできているとは思えないけど、悪くはない。まだまだ先は長いんだ。急いで何かを変える必要はまったくない。必要なピースはすべて揃っていると思う。うちのチームは進み続けるよ。俺は幸せだ」

 エンビードは今のメンバーで十分戦えること、そしてシーズン後半戦でも結果を残せるという自信を覗かせた。それはもはや、シモンズの力を借りずに戦えるという意思表示にも見える。

 シモンズの処遇に手を焼いているフロントとしては、決してトレードを急かさないエンビードの姿勢はありがたいだろう。とはいえ、健康状態の整ったブルックリン・ネッツやミルウォーキー・バックス、シカゴ・ブルズなどとの対戦を鑑みれば、より強力なラインナップを整えておきたいところだ。

 今季のトレード・デッドラインは2月10日。今のチームの勢いをさらに加速させるべく、シモンズの代わりとなるスーパースターをもう1人加えることはできるか。

構成●ダンクシュート編集部

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