2022年のF1世界選手権は、10チーム20人のドライバーが史上最多となる23レースでチャンピオンシップを争うことになるが、新レギュレーションの施行によってこれまでの勢力分布に変化が生まれる可能性があるといわれており、多くの興味を提供している。

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 アルファロメオのキミ・ライコネン、アントニオ・ジョビナッツィが去り、代わりにアレクサンダー・アルボン(→ウィリアムズ)、周冠宇(→アルファロメオ)が加わった今季のF1ドライバーラインアップ。一番の興味は今季のドライバーランキングがどのような結果となるかであり、早くも各国のメディアがそれを探るための様々な検証を行なっているところだ。

 そんな中、オランダのモータースポーツ専門メディア『RN365』は全ドライバーの今季の年俸に注目。天文学的な金が動く世界であるF1では、ドライバーが手にする金額も莫大なものであるが、当然ながら個々に差が生じ、このランキングもまた、チャンピオンシップと同様に興味深い。
  基本的に複数年契約を交わしている場合は、見直しがない限り、もしくはあらかじめ成績や経年で変動するという取り決めがなされている場合を除いては、年俸の額は変わらないということで、昨季に各メディアで発表されたものとは大きな変化はなく、昨季、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を劇的な形で抜き去って初のワールドチャンピオンに輝いたものの、年俸ランキングでは相変わらず2位である。

 昨季の結末に“幻滅”したことで、いまだ一切の声明を出しておらず、ゆえに引退の噂も流れているハミルトンは、(参戦するのであれば)4000万ドル(約45億6000万円)を受け取ることになり、2500万ドル(約28億5000万円)のフェルスタッペンを大きく上回ることになる。ただ、これは全ドライバーに共通することだが、勝利ボーナス(ハミルトンの場合は込み額だという)やスポンサー収入は含まれておらず、全ての収入ではまたランキングが変わる可能性もあるだろう。
  続いて3位はアルピーヌのフェルナンド・アロンソが2000万ドル(約23億円)、4位が1500万ドル(約17億円)でダニエル・リカルド(マクラーレン)とセバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)の元レッドブル・コンビが並び、6位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)で1200万ドル(約13億7000万円)。これに相棒のカルロス・サインツが1000万ドル(約11億4000万円)で続くが、これはアルファロメオに新天地を求めるヴァルテリ・ボッタス、そしてランス・ストロール(アストンマーティン)と同額だ。

 10位はレッドブル2年目のセルジオ・ペレスで800万ドル(約9億円)、続く11位はジョージ・ラッセル(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)の4人が500万ドル(約5億7000万円)で、15位は2年ぶりにF1復帰のアルボンが200万ドル(約2億3000万円)を受け取る。
  16位は100万ドル(約1億1400万円)で、今季唯一のルーキーである周冠宇、ハースのミック・シューマッハー、ニキータ・マゼピン、そしてウィリアムズのニコラス・ラティフィの4人が同額。そして、最後に角田裕毅(アルファタウリ)は今季も20位で75万ドル(8600万円)の最低額となっている。

 周(1999年生まれ)が参戦してもなお、最年少である角田は今季、チームとの契約が満了することになるが、好パフォーマンス発揮で結果を残し、より良い条件の契約更新を勝ち取れるか? レースやチャンピオンシップ争いはもちろん、こちらのランキングでの“ごぼう抜き”も期待したいところである。

構成●THE DIGEST編集部

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