現地時間1月16日、イタリア男子バレーボールのセリエAでコッパイタリア準々決勝が行なわれ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがアウエーでクチーナルーベ・チヴィタノーヴァと対戦。セットカウント1-3(22-25、25-19、20-25、27-29)で勝利を収め、クラブ史上初となる準決勝進出を果たした。

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 リーグ戦前半の上位8チームで争われるこのコッパ戦で、ミラノは昨シーズンに8位で出場するも準々決勝で敗退。今シーズンは7位に順位を上げて強豪チヴィタノーヴァの本拠地に乗り込んだ。先発フル出場でリーグ戦3連勝に貢献している石川は、この試合でも開始からコートに立った。

 石川のサーブでスタートした第1セットは、僅差でミラノが終始追いかける展開が続く。石川が上げた2段トスをジャン・パトリー(フランス代表)が決めて初めてリードを奪うと、トーマス・ジェスキー(米国代表)のエースなどで逃げ切り、セットを先取した。

 第2セットを落としたミラノだったが、続く第3セットは優位に試合を進める。石川は2連続でブロックにアタックを阻まれる場面が見られたが、後半にレフトから右方向へ鋭い角度をつけた技術が光る一打でチヴィタノーヴァの反撃を断ち切る。さらに、評価の高い2段トスでジェスキーの強打を演出してセットポイントを引き寄せ2セット目を奪取した。
  試合を決めたいミラノは石川の速いクロス攻撃などで第4セットを勢いよくスタートさせるが、意地を見せる昨シーズンのリーグ王者に逆転を許す。1点を追う展開で迎えた終盤、パオロ・ポッロ(U21イタリア代表)のサービスでロベルランディ・シモン(キューバ代表)がタッチネット。ミラノのポイントと思われたがビデオ判定により覆りノーカウントに。チヴィタノーヴァに流れが傾きかけた場面で大きな働きをしたのは石川だった。東京五輪でも活躍したリカルド・ルカレッリ(ブラジル代表)の強打をなんと1枚ブロックで阻止。背番号14の渾身のプレーで窮地を脱したミラノは一丸となって終盤の大接戦を乗り切り、5回目のマッチポイントを制してクラブ史上初の準決勝進出を果たした。

 石川は9得点(アタック8、ブロック1)を記録。得点は控えめだったが、勝利への執念を見せた1枚ブロックに加え、試合を通してハイレベルな守備でチームに安定をもたらした。リーグ優勝6回を誇るチヴィタノーヴを退けての4強入りは、残りのシーズンを戦う上で大きな自信となることだろう。

 なお、コッパ戦準決勝(日本時間3月6日午前2時45分開始予定)の対戦相手は、イタス・トレンティーノに決定した。

 ミラノの次戦はレギュラーシーズン後半第11節(日本時間23日午前4時30分開始予定)。リーグ優勝候補の一角、2位レオシューズ ペルキンエルメル・モデナをホームで迎え撃つ。

構成●THE DIGEST編集部