かつては前年のワールドチャンピオンがつけていたカーナンバー「1」。2014年のカーナンバー固定制導入によって、翌年以降は“欠番”となっていたが、今季より久々の復活となった。

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 昨季、最終戦を劇的な形で制したマックス・フェルスタッペンは、セバスティアン・ヴェッテル(当時レッドブル)以来、8年ぶりにチャンピオンナンバーをつけたレッドブルのマシンを駆る。一方、長く王座を守ってきたメルセデスのルイス・ハミルトンは、「1」をつける権利を有しながらも「好きじゃない」という理由でこれを拒否し、「特別で僕だけのナンバー」と語る「44」を選び続ける意向を示している。

 もっとも、フェルスタッペンは「チャンピオンにのみ与えられた最高の栄誉。今後もこんなチャンスがあるか分からないから、権利があるなら間違いなく行使する」として、これまでの「33」から変更する。

 そんななかで、ブラジルのスポーツメディア『BAND SPORTS』は、カーナンバー「1」に関する過去のデータを特集。長いF1の歴史において、最も多くこのナンバーをつけてレースに臨んだドライバーは、計7度の世界制覇を成し遂げた“皇帝”ミハエル・シューマッハーで、その数は120レースを数えるという。

 2位は同じくドイツ人で、4度の年間王者に輝いたセバスティアン・ヴェッテルの77レース。それにアラン・プロストとアイルトン・セナの48レース、ニキ・ラウダとネルソン・ピケの47レースが続く。当然ながら、1974年にカーナンバー「1」の規定が施行されて以降のレジェンドがズラリと並んだランキングとなった。
  ちなみにハミルトンは、マクラーレン時代の2008年に初タイトルを獲得した翌年に「1」をつけ、17レースを戦っている。もし、全ての王座獲得年(の翌年)に「1」を使用していた場合は、138レースでここまでも歴代最多の記録を塗り替えていた計算になる。

 なお、「1」をつけたドライバーによる合計勝利数は181(最多はシューマッハーの52勝)で、タイトル獲得数は15(最多はやはりシューマッハーで5回)。当然ではあるが、やはりチャンピオンは強いということだ。最後に、2022年における各ドライバーのカーナンバーは以下のとおりである。

◇レッドブル
1 マックス・フェルスタッペン
11 セルジオ・ペレス

◇メルセデス
44 ルイス・ハミルトン
63 ジョージ・ラッセル

◇フェラーリ
16 シャルル・ルクレール
55 カルロス・サインツ

◇マクラーレン
4 ランド・ノリス
3 ダニエル・リカルド

◇アルピーヌ
14 フェルナンド・アロンソ
31 エステバン・オコン

◇アルファタウリ
10 ピエール・ガスリー
22 角田裕毅

◇アストンマーティン
5 セバスティアン・ヴェッテル
18 ランス・ストロール

◇ウィリアムズ
6 ニコラス・ラティフィ
23 アレクサンダー・アルボン

◇アルファロメオ
77 ヴァルテリ・ボッタス
24 周冠宇

◇ハース
47 ミック・シューマッハー
9 ニキータ・マゼピン

構成●THE DIGEST編集部