現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」(1月17日〜30日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)は大会7日目を迎えた現地1月24日に男子シングルス4回戦を実施。第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/世界ランク13位)が第3シードのアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/同3位)を6-3、 7-6(5)、 6-3で下し、同大会初のベスト8入りを決めた。

 この試合は第1セットからシャポバロフが深さのあるショットでズべレフの体勢を崩し、第4ゲームで先にブレークを奪って第1セットを先取。第2セットは一時リードを許すも粘りのプレーを見せ、タイブレークの接戦を制してセットカウント2-0とする。

 勢いに乗るシャポバロフは迎えた第3セットでも第2ゲームで早々にブレークに成功し、そのリードを守り切って価値ある勝利を手にした。

 今大会の優勝候補筆頭であったズベレフをストレートで撃破したシャポバロフは試合後のインタビューで「まさか3セット(ストレート)で試合を締めくくることができるなんて、全く予想もしていなかったことだった」と自身でも驚きを隠せない様子だ。
  その一方で「バックハンドもフォアハンドもいいショットを打つことができ、とてもいいプレーができたと思う。今日はとても賢くプレーできたし、序盤は僕の思い通りになった感じだったね。第2セットの途中から少し勢いがなくなったけどうまく挽回できたし、その後は試合を優位に進められた。今日の自分のパフォーマンスには満足している」と喜びを表現した。

 次なる準々決勝では第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/6位)と対戦するシャポバロフ。インタビューの最後には「ラファのような選手と対戦するのは、いつでも光栄なことだよ。タフな試合になるだろうけど、絶対に楽しみたいね」と次戦に向けての意気込みを語った。

 シャポバロフにとっては同郷で同年代のフェリックス・オジェ-アリアシム(9位)も共に勝ち上がっていることも大きな刺激になっているのだろう。男子テニス史上最多のグランドスラム21度目の優勝がかかるナダルとの準々決勝は、テニスファンも注目の一戦となりそうだ。

文●中村光佑

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