2021年に二刀流で一大フィーバーを巻き起こした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。その存在感は、いまやTVのCMやネットの広告など日常のありとあらゆる場面で感じられる。
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 そしてこのたび、彼の偉大さを示す、さらなる興味深いエピソードが明らかになった。現地時間4月17日、カナダのスポーツ専門局『Sports Net』のベン・ニコルソン=スミス記者は、この日にトロントで開催されたオークランド・アスレティックス戦で、トロント・ブルージェイズのファンが大谷に対するメッセージボードを掲げていたと紹介した。

 同記者によれば、トロントの熱心なファンが掲げたボードには、こう記してあったという。

「オオタニって誰だよ?」

 これは昨季にリーグ二冠王となり、大谷とア・リーグのMVP争いを演じたブラディミール・ゲレーロJr.を後押しするべく掲げられたメッセージだった。無論、大谷に対する悪意はない。ファンの言う「誰だよ」というのはウィットに富んだ皮肉だろう。
 これを目の当たりにしたニコルソン=スミス記者は、「これはすごいぞ」と感嘆。そして、大谷の存在感を改めて認めるかのように持論を記した。

「彼が出てもいない試合で、彼の名前が書かれた看板があると、あらためて彼が大スターであることを実感させられる」

 敵のファンが自軍のスター選手を応援するために、思わず名前を引き合いに出してしまう――。これこそ大谷がMLBで幅広く認知され、彼の格が上がった何よりの証拠だろう。やはり昨年に1年を通じて、あの“野球の神様”ベーブ・ルースと比較されながら二刀流をやり切った効果は、絶大だったと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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