ついに日本野球界の至宝が目覚めた。

 ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間4月20日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦で「1番・投手兼DH」として先発出場。鋭く変化するスライダーとスプリットを軸に強打者を唸らせる12奪三振の快投で、今季1勝目をあげた。

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 6回までに81球(スライダー35球、スプリットが19球、4シーム19球、カーブ8球)を強気の姿勢で投げぬいた大谷は、初回から2者連続で三振とエンジン全開だった。極めつきは3回無死から6者連続で三振斬りと圧巻の投球で、被安打1、12奪三振、無失点を記録。さらにバットでも4打数2安打、2打点、1四球とファンを虜にした。

 そんな投打で躍動する姿から、昨季の快進撃を思い出した海外メディアも少なくはないようだ。韓国メディア『SPOTVNEWS』は、「“MVPモード”を再開した!オオタニは2年連続でMVPの有力候補だ」と銘打ち、日本のスターを取り上げた。

 昨シーズンの大谷は46本塁打(アメリカン・リーグ3位)、100打点(アメリカン・リーグ13位タイ)しながら投手としては9勝、156奪三振と世紀の偉業を成し遂げた。さらにシーズン終了後には、全米記者協会の全会一致でアメリカン・リーグMVPも獲得した。

 無論、今シーズンへの期待も高く、誰もが彼の好パフォーマンスを待ちわびていた。そうしたなかで『SPOTVNEWS』は、「開幕当初は先発投手として低迷し、第1号弾が出るのに時間を要したことで、心配の声が上がった」と回想している。実際、昨年は2試合目で1号を放っていたのに対し、今季は8試合目でようやく1本と苦戦を強いられていた。

 そしてアストロズ戦で“リアル二刀流”として結果を残した彼に「オオタニの心配していた声はなくなりそうだ」と記した同メディアは、「オオタニの“MVPモード”は再開した」と締めくくった。
 韓国メディアの大谷を羨む声はこれだけではない。ポータルスポーツメディア『OSEN』は、「『スプリット+スライダー=空振り』覚醒したオオタニ!サイ・ヤング賞も可能だろう」と投手として最高の栄誉にも輝けると予想している。

 同メディアはピッチャー大谷の躍動ぶりをクローズアップし、「スライダーの空振り率は73%、スプリットは75%とアストロズの選手のほとんどは触れていない」と報じた。そして空振りだけでなく「オオタニが奪った12奪三振のうち、9つはスプリット5とスライダー4で取っている」と2球種を称えたうえで、こう展望している。

「もしオオタニが今シーズンの残りをこのスライダーとスプリットで戦えば、今年のサイ・ヤング賞に挑戦できるかもしれない」

 類まれな才能を持つ大谷に世界は「MVP」「サイ・ヤング賞」候補として熱視線を注いでいる。漫画の主人公かのような活躍に今後も注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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