東京五輪・男子競泳で3つのメダルに輝いたロシア人スイマー、エフゲニー・リロフに厳罰が言い渡された。
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 現地時間4月22日、FINA(国際水泳連盟)はウクライナ情勢に関連した追加制裁を発表。ロシアおよびベラルーシの選手&指導者について、2022年が終了までFINAが管轄するすべての大会への出場を禁止した。すでに6〜7月にブダペストで開催される世界選手権から除外されていた両国選手団だが、期間が大幅に延長された格好だ。

 そしてリロフに対しては、「9か月の出場停止」という個人的なペナルティーが科された。彼の競技復帰が許されるのは他の選手たちより少し長い、2023年1月19日になるという。

 問題視されたのは、3月18日にモスクワで盛大に開催された「クリミア併合8周年イベント」に参加し、ウラジーミル・プーチン大統領やロシア政府への支持を行動で示した点だ。リロフは他のオリンピアンたちとともに胸にZマークを着けて壇上に上がり、10万大観衆の喝采を浴びた。Zの文字はいまや、ロシア軍が進めるウクライナ侵攻作戦のシンボルとして定着している。

 FINAはすぐさま調査に乗り出すとの声明を発表。リロフとスポンサー契約を結んでいた水着メーカーの世界的ブランド『スピード』社は契約解除を即決し、「リロフに支払われるはずだった残りのスポンサー料は、国連を通してウクライナ難民救済基金に寄付する」と明かした。
 
 今回の決定についてFINA広報部はロシア通信社『TASS』の取材に応じ、「FINAが管轄するあらゆる大会にリロフは参加できない。国内の大会も出場が許されるのはFINAのカレンダーに含まれていないものだけで、国内選手権(ロシア選手権)にも出場できない」と説明している。

 怒り心頭なのが、“プーチンの右腕”と評される大統領報道官のドミトリ・ペスコフ氏だ。ロシア通信社『RIA Novosti』にコメントを寄せ、「またしてもスポーツの政治化が繰り返され、明らかに悪意に満ちたやり口だ。テニス選手(ウインブルドン除外)に続いて今度は水泳か! もっとも強いアスリートを排除すれば、最終的に競技連盟や競争力に悪影響が及ぶとなぜ理解しないのか」と断じている。

構成●THE DIGEST編集部

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