F1第4戦のエミリア・ロマーニャ・グランプリ、アルファタウリの角田裕毅は12番グリッドからスタートした決勝で安定したレースを展開、多くのオーバーテイクを披露して7位入賞という今季最高の成績を残した。

 ホームレースでの予選でQ1脱落という失意を味わったものの、スプリント、決勝での見事な巻き返し、そしてチームメイトのピエール・ガスリーを順位、タイムともに上回ったことで、各国メディアの彼に対する評価も非常に高いものとなっているようだ。
  英国の日刊紙『EXPRESS』は10点満点の採点で「7」を与え、寸評では「21歳のドライバーによる力強いレース。難しい路面コンディションと狭いコースの中で、幾つかのオーバーテイクを披露してみせた」と賛辞を贈っている。

 また、F1専門サイト『planetf1』は、「ガスリーと正々堂々戦って打ち負かすという、これまで滅多になかったことにより、この週末は角田に自信を与えたに違いない。ケビン・マグヌッセン(ハース)とセバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)をオーバーテイクしたことで、彼はスターティンググリッドから5つ順位を上げ、今季最高の7位フィニッシュを果たした」として、採点も「8.5」と高いものとなった。

 続いてモータースポーツ専門サイト『THE RACE』も高採点の「8」で、「予選ではタイムを残して最終アタックを終えたことでQ1敗退を喫することになったが、そこでもガスリーより良い仕事をこなした。決勝では9番手に上がった後、後続車からのプッシュを耐え抜いた。予選の不運から見事にリカバリーを果たし、決勝でもうまくレースを実行して見せた」と、失意の予選からもポジティブな面を挙げている。

 一方、オランダのF1専門サイトは『GPBLOG』は、寸評で「この週末、力強いドライビングを披露。金曜日からチームメイトより速かった日本人ドライバーは、2つのレースでも上の順位につけることができた。レースウィークエンドを通して堅実なパフォーマンスを発揮して7位入賞、獲得ポイントは6(通算では10)にまで上昇した」と振り返り、採点は「8.5」とした。
【動画】角田裕毅の華麗なオーバーテイク! マグヌッセンを捉えた!!

【動画】角田裕毅の「2台抜き」シーンをチェック!順位は一時6位まで上昇 そしてスペインのF1専門サイト『F1i.com』は「8」を与え、「アルファタウリにとっては奇妙の週末であり、イモラの天候によるトリッキーなコースコンディションによって、角田とガスリーが予選Q1で脱落を余儀なくされたが、それより重要なのは、日本人ドライバーが初めてチームメイトに先行したことだ。スプリントでは、ドライコンディションに適した『AT03』で12位に浮上、再び雨が戻って来た決勝でも5つ順位を上げた。中団争いがトリッキーな状況で、それは簡単な芸当ではなかった」と称賛している。
  なお、オランダのF1専門サイト『RN365』では寸評での言及はなかったものの、採点は「7.5」。一方、『CRASH』は逆に文章でのみの評価となり、以下のようにポジティブな記述に終始するとともに、今後への期待も示した。

「この週末を通して、ガスリーを上回り、イモラでは主役のひとりとしての活躍を披露。スマートなドライビングでスプリントでは16番手から12位、日曜日は数少ないオーバーテイクを成功させたドライバーのひとりとして、7位まで上昇した。アルファタウリにポイントをもたらした、素晴らしいパフォーマンス。日本人ドライバーは一貫性を見出し始めており、その成長を大きく前進させている」

 このように、各メディアから称賛された角田だが、F1公式サイトが今週末の「ドライバー・オブ・ザ・デイ」(ファン投票による最優秀ドライバー)が優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に決定したことをSNSで発表すると、これにF2公式サイトが「ジョージ(・ラッセル)とユウキは(タイトルを)盗られた」と泣き顔の絵文字つきで反応。他にも角田を推す書き込みは多く見つかっており、この日本人ドライバーが多くの人々に強いインパクトと感銘を与えたことが、ここからも窺えた。

構成●THE DIGEST編集部

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