女子プロレス界のレジェンド長与千種率いるプロレス団体マーベラスが4月26日、都内で5.1東京・後楽園ホール大会に向けた会見を開いた。

 当日は、マーベラスのエース彩羽匠が保持しているAAAWシングル選手権試合が行なわれ、挑戦者は初代王者、千種の推薦により、イギリスの女子プロレス団体EVEに所属し、センダイガールズでは、前王者の橋本千紘(仙女)とのタッグ“チーム200kg”として、センダイワールドタッグを保持している優宇が選ばれた。彩羽にとっては王座戴冠後、初防衛戦となる。

 冒頭で千種は「どれくらい前になるか分からないですけど、実は優宇選手が一番最初にイギリスから帰国されて、日本で活躍されていた頃からよく見ており、引っかかるものがありました」と以前からチェックしていたと報告。会場の控室の前で挨拶をした時に「もっとガツガツ行った方がいいよ」とアドバイスしたところ、優宇から「もし良かったら彩羽選手のベルトに挑戦するチャンスをください」と直訴されたという。

 千種は彩羽がAAAWタッグ王座決定リーグ戦で決勝進出を逃したこともあり、「彼女もずっと望んでいたタイトル戦という意向を聞いたとき、ここで一番最初にぶつけたい選手が優宇選手でした。ヘビーウエイトの選手には苦手意識もあると思いますが、ぜひイチ女子プロレスファンとしても絶対見たいなという欲もあり、この試合を一番叶えたかったのは私かもしれない」と推薦理由を説明した。

 優宇は「私にはイギリスにEVEというホームがあることが、フリーとは大きく違う。EVEというイギリスでは凄く有名な1つしかない大きな団体をもっと日本で広めたいし、それを連れて来て、日本で興行するのが夢なんですよ。それにはシングルのベルトだと思う。シングルのベルトは悔しいけど人を選ぶし、またEVE所属になってから巻いたことがない。(AAAWシングルのベルトは)ちょっと彩羽選手には大きいと思うんですよ。今、105kg。あと3kg増やして108kg。煩悩の数にしてリングを大爆発させてやりますよ!」とベルト獲りへの強い意欲を述べた。

 彩羽は「あと3kg増やす?そんなのただ太ってるだけじゃないですか。そんなんで動けます?」と挑発すると、「いつでも誰とでもタイトルマッチをしていきたいです。いろんなベルトがある中で、AAAWのタイトルマッチってヤバイよね!って思わせるベルトにしていきたい。このベルトを持って追われてる感は感じてるし、セコンドや選手たちの見方も変わってきた。ある意味全員敵のように見える」とした上で「AAAWの試合で、引っ張り出そうとか、引き出そうとか、そういう試合はあまりしたくない。常に緊張感のある試合をしていきたいし、勝ち方にこだわりたい」と初防衛戦への思いを語ると、「負けることは考えてない。なんならウチがチャンピオンのままイギリスに行きたい」と防衛後のEVEマット参戦を付け加えた。
  AAAW王座は、オール・アジア・アスリート・ウーマンの名のとおり、もともとはシンガポールでアジアを代表する選手を決めるために作られたベルト。アジアを代表してイギリスでこのベルトが披露される日が来るかもしれない。そのときベルトを巻いているのは、彩羽か?優宇か?注目の一戦だ。

文⚫︎どら増田

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