ブルックリン・ネッツは現地時間4月25日に行なわれたボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦第4戦に112−116で敗れ、まさかのスウィープ負け(4連敗)でシーズンが終了した。この結果を受け、殿堂入り選手のアイザイア・トーマスは、現役選手の“勢力図”の変動を指摘している。

 ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのビッグ3でシーズンインしたネッツだったが、アービングが新型コロナウイルスのワクチン未接種の影響でニューヨーク市でのホームゲームに出場できず。1月下旬からは泥沼の11連敗を喫し、2月のトレード・デッドラインにはハーデンをトレードで放出するテコ入れを行った。

 プレーイン・トーナメントを経てイースタン・カンファレンスの第7シードを獲得したネッツは、プレーオフで第2シードのセルティックスと対戦。エースのデュラントがシリーズ平均26.3点、アービングが平均21.3点をあげたが、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、最優秀守備選手賞に輝いたマーカス・スマートらを擁する相手のチームディフェンスの前にミスを連発。

 ディフェンスではトランジションやパスを中心としたセルティックスの攻撃を止められず、テイタムに平均29.5点、ブラウンに平均22.5点を許し、4連敗とシリーズはあっけなく幕を閉じた。
  デュラントがスウィープ負けを喫したのは、通算11回目のプレーオフで初のこと。ネッツOBのヴィンス・カーターが『ESPN』の番組『スポーツセンター』で「デュラント擁するネッツがスウィープ負けなんて信じられない」と語ったほど、驚きの結果となった。

 現役時代に“バッドボーイズ”と恐れられたデトロイト・ピストンズのリーダーで、殿堂入り選手のトーマスは『NBA TV』で、「レブロン・ジェームズとケビン・デュラントにとっては失意のシーズンとなった」と語り、選手の勢力図にも変化が起こっていると見解を述べている。

「今年のプレーオフが終わったら、トッププレーヤーが誰かを再考する必要がある。レブロンとデュラントがトップにいる。しかし、1人(デュラント)はスウィープされ、もう1人はプレーイン・トーナメントにさえ出場していない」

 トーマスは、“スーパーチーム”と騒がれたネッツとロサンゼルス・レイカーズが期待外れに終わり、一方でマイアミ・ヒートがドラフト外の選手9人でイーストの第1シードを獲得したことに触れながら、「ネッツとレイカーズはNBA史上最大の失敗だ」と切り捨てている。

 今季のMVP最終候補に名を連ねたのもヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)となっており、少しずつ世代交代の波が迫っているのは間違いないだろう。

構成●ダンクシュート編集部