「まだ4月。パニックにはなっていない」打率低迷の大谷翔平にもマッドン監督は楽観視。現地識者も「オオタニは安定を取り戻す」と復調を予想
翌日の先発登板を考慮し、欠場も噂されたものの4度打席に立っている。第1、第2打席と凡退。2打席目はストレートに空振り三振を喫するも、続く第3打席ではほぼ同じコースの速球を強振、センター前へはじき返している。チームも4対1で勝利し、安打はこの一本だけだったものの全打席を通じて、積極性が前面に表われていた。
この日のゲームを終え、大谷の打撃成績は.213、本塁打3、打点9。「打者・大谷」としては物足りない数字に見せるも、先発投手として登板していることもあり、現地メディアでは楽観する声が多いことを伝えている。
米スポーツサイト『sportskeeda』では、大谷のここまでの打撃成績について、現地識者やエンゼルスのマッドン監督のコメントも交え報じている。いずれも、「二刀流」パフォーマンスはここから上向いてくると見ているようだ。
記事では、昨季の成績を挙げながら「2021年、オールスター級の投手でありながら46本塁打を記録し、近年のMLB史上最高のシーズンを送った」と振り返り、「そのようなシーズンの後、特にこの27歳には空前の期待がある中で、プレーレベルが落ちるのは驚くことではない」と綴っている。
さらにジョー・マッドン監督のコメントも掲載されており、「ちょっと心配だけど、4月だもの。パニックになるわけにはいかない。彼はパニックになっていないよ」として、現状を冷静に俯瞰している様子だ。
また、ジャーナリストのマイク・ディジオバンナ氏も自身のSNS上にて「ア・リーグMVPに君臨するショウヘイ・オオタニは低迷するスタートを振り切り、安定したパワーストロークを取り戻すだろう」と、今後、調子を上げてくるものと予想している。
その上で同メディアは「エンジェルスには、ショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトというMLB屈指のプレーヤーがいる。チームがプレーオフ進出や優勝争いに加わり、ワールドシリーズの王座を狙うには、この2人の選手が最高のパフォーマンスを見せなければならないだろう」とエンジェルスの今季の戦いに期待を込めた。
大谷と共にキーマンに挙げられているトラウトは、26日のガーディアンズ戦で5号本塁打を放ち、好調を維持している。この先、背番号17の復調が見られれば、今季のエンジェルスはさらに手が付けられない強さを発揮するはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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