サムライルーキーの勢いが止まらない。シカゴ・カブスの鈴木誠也だ。
【動画】あわやホームランの惜しい二塁打! 好調・鈴木誠也の最新ヒットをチェック

 周囲の予想をいい意味で裏切る結果を残し続けている。MLBの新労使協定を巡る99日間のロックアウトの影響で、FA交渉が遅れ、短縮されたキャンプへの合流も後手を踏んだ鈴木は、開幕前には「アジャストに時間がかかるのでは」と懸念されていた。

 だが、蓋を開けてみれば、どうにも止まらない。各球団のスカウティングが進み切っていないという現状はあるものの、打率.333、4本塁打、14打点、OPS1.090、出塁率.458と軒並みハイアベレージを叩き出しているのだ。

 MLB屈指の名門が5年8500万ドルというメガオファーを提示した理由を証明するのかのような活躍を続ける。そんな27歳には、地元メディアも目を丸くする。日夜、カブスの情報を発信し続けている専門メディア『Cubs HQ』のマーク・エドワーズ記者は、「輝かしい契約のひとつになる」と鈴木に賛辞を送った。

 同記者は「いつの間にか消えていったフクドメの悪夢がカブス・ファンやメディアにはよぎった」と開幕前の予想を赤裸々に告白。そのうえで、「スズキは春季トレーニングが進むうちに興味深い存在となった。彼は『もうひとりのフクドメになるかも』という私たちの言葉を飲み込ませてくれた」と絶賛した。

 開幕からの怒涛の活躍を受け、「いま絶対的なカブスのレギュラーだ」と称えたエドワーズ記者は、球団史に残る右翼手になる可能性を予想した。「今のままの活躍が続けば、スズキにはアンドレ・ドーソン(MLB通算438本塁打)やサミー・ソーサ(MLB通算609本塁打)といったカブスの偉大なるライトフィールダーになり得る。彼の野球IQ、フライに対する読み、走塁時の勘の良さには本当に感心させられる」

 ここまでの活躍ぶりであれば、日本人では史上3人目の新人王獲得の期待も高まる。同記者は、次のように予想している。

「スズキはイチローやショウヘイ・オオタニのような偉大なる日本人に肩を並べるのか。ひとつだけ確かなことはカブスを愛する者たちは、そうなれると確信しているということだ。彼は多くの人々に希望を与えている」

 飛ぶ鳥を落とす勢いで声価を高めている鈴木。はたして、この勢いはどこまで続くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】大谷翔平、鈴木誠也、ダルビッシュ有…MLB 2022シーズンで躍動する“サムライ戦士”たちの厳選フォトを一挙紹介!

【関連記事】「スズキ以外は思い当たらない」“MLBでは見られない”鈴木誠也の紳士的な行動に米記者感嘆!「対戦相手や審判でさえも驚く」

【関連記事】「みんな恋に落ちている」鈴木誠也の粋な“おもてなし”に米記者注目! お菓子コーナー設置で「ご自由にどうぞ!」