ボクシング界のレジェンドが機内で起こした“乗客殴打騒動”は、いまだ賛否両論が巻き起こっている。

 すべての発端となったのは、一般男性の“煽り”だった。

 現地時間4月20日にサンフランシスコ国際空港からフロリダへと向かう航空機に搭乗していた同男性は、前方の座席に居合わせた元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン氏を挑発。「飲料水入りのペットボトルを投げられ、勝手に写真を撮影されるなど嫌がらせを受けた」(関係者の発表より)という元世界王者は激昂。顔面を殴打して出血させる怪我を負わせてしまった。

 その後、タイソン氏は警察による逮捕は免れた。しかし、男性が殴られる様子が収められた動画がSNS上で拡散。元ボクサーによる暴力沙汰という意見が相次いだ一方で、泥酔した男性が執拗に絡んだ様子から正当防衛ではないかという声も殺到した。
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 もっとも、ボクシング界からはレジェンドを擁護する声が相次いでいる。現地時間4月28日には、現WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(英国)が、興味深いコメントを展開した。

 今月23日に行なわれたディリアン・ホワイト(英国)との団体内王座統一戦を制し、改めて自らの力を知らしめたフューリー。そんな当代屈指のタフガイは、母国の人気コメンタリーであるピアース・モーガン氏のYouTubeチャンネルに出演。そこでタイソン氏の騒動について問われ、「マイク・タイソンは知っての通り血の気たっぷりな人間で、“本物”だ。マイクに手を出せば何をされるか分からない」と主張した。

「警察でさえも、あんなに獰猛なライオンみたいな男を警棒で突いたりはしない。それなのに、あの男(暴力を振るわれた男性)は、マイクを突いたり、触り続けたり、挙句の果てに罵倒したんだ。そこまでするなら、俺は男らしく殴られるべきだと思うね」

 男性の振る舞いにも問題があったと指摘したフューリーは、「マイクはマイクなんだ。『地球上で一番危険な男』の称号を何もせずに手に入れたわけじゃない。それは誰もが知っているはずだ」と強調。そのうえで、「むしろ、男は金を払うべきだと思うよ。おかげで『俺は伝説のファイターに殴られた男だ』って言えるんだからね。少なくとも俺はそうするね」と冗談を交えた持論を口にした。

構成●THE DIGEST編集部

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