ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて、世界のスポーツ界はロシアへの厳しい制裁措置を徹底している。IOC(国際オリンピック連盟)を筆頭に国際大会から同国選手を締め出す動きが活発化しており、中立的な立場での個人参加も認めない価値観が確立されつつある。
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 そんななか、ロシア国内で危惧されているのがトップアスリートたちの国外流出だ。今後国籍(スポーツ市民権)を変更する選手が続出すると見られており、実際にフィギュアスケートや競泳で実現に向けた動きが出始めている。

 選手たちの国籍変更に関して厳しい見解を示したのが、ロシア連邦議会で下院議員を務め、かつてモスクワ州政府でスポーツ文化大臣を担当したロマン・テルシュコフ氏だ。地元メディア『Metaratings』の取材に応じ、「国籍を変更すれば裏切者だ。二度とロシアには戻れないと考えたほうがいい」と脅しに近いコメントを発している。
 
 42歳のエリートは「祖国が攻撃を受けているなかで国籍を変更しようとする者がいるならば、それは裏切者だ。国家の尊厳を考えなければいけない。変えるのは自由だが、それなりの覚悟が必要だろう」と断言。さらに「スポーツにおける中立性を私は尊重するが、それでも国籍変更は我らの大統領(ウラジーミル・プーチン)に背を向ける行為である」としたうえで、「実際に行動を起こすアスリートなどごく少数だと信じているよ。我が国は愛国者で満たされているからね」と続けた。

 なんとも含みを持たせた不気味なコメントだ。国会議員が「二度と戻れない」と軽々しく発言するあたりに戦慄を覚える。

構成●THE DIGEST編集部

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