現地時間5月1日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、敵地で行なわれたミルウォーキー・ブリュワーズ戦に「2番・右翼」でスタメン出場。3打数1安打、1打点、1三振と、4月27日のアトランタ・ブレーブス戦以来となる打点を挙げ、チームも2対0で4試合ぶりの白星を飾った。
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 この日のブリュワーズ先発は、コービン・バーンズ。昨季にサイ・ヤング賞を手にした当代屈指の奪三振マシーンを前にカブス打線は、序盤は力でねじ伏せられる。鈴木も初回の第1打席は3球三振、4回表に回ってきた2打席目はセンターフライと凡退する。

 一方でカブス先発のマーカス・ストローマンの危なげない好投を披露。試合は手に汗握る投手戦の様相を呈していく。そのなかで先手を取ったのはビジターチームだった。そこまで完全投球をされていた打線は5回表に5番のパトリック・ウィズダムが左中間スタンドに本塁打へ目の覚めるような一打を放ったのだ。

 これでチームが勢いづくと、ここ4戦ノーヒットに抑え込まれていたサムライのバットが火を噴く。6回表に鈴木は2死一塁で打席に立つと、カウント0-2から82.1マイル(約132.1キロ)の緩いカーブを見逃さずにジャストミート。これが三塁線を破るタイムリーツーベースとなった。 昨季のナ・リーグ防御率王で、難攻不落と言われたバーンズを打ち崩した鈴木。16打席ぶりのヒットは、流れをグッと手繰り寄せるものとなった。

 その後、カブスはストローマンが小気味よい投球を続けてブリュワーズ打線を翻弄。相手の反攻を許さずに、スコアボードにゼロを刻んでいく。エースが得点圏にすらランナーを許さない好投を続けるなかで、打線は決定打を打てずに苦戦を強いられる。

 8回表に無死一、二塁で第4打席に立った鈴木は、相手左腕のブレント・スーターからと対峙した鈴木は力のないサードゴロに倒れてしまう。ここで三塁をフォースアウトにした相手三塁手の送球エラーの間に二塁まで進むが、チームは3番と4番がいずれも凡退してダメ押し点を奪えない。

 それでもこの日は、ストローマンが違いとなった。7回(90球)を投げて被安打2、無失点と、同地区のライバル打線を一切寄せ付けず。この好投がチームの連敗を食い止めるとともに、嬉しい移籍後初白星を手繰り寄せるものとなった。

 鈴木は、期待された本塁打こそ13試合連続で出なかったが、球界屈指の実力を持つ投手を打ち砕き、目に見える結果を残した。開幕1か月で「サミー・ソーサのような偉大な外野手になり得る」(米専門メディア『Cubs HQ』のレポートより)と地元メディアのハートを鷲掴みにしたサムライは、5月も好調なスタートを切ったと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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