現地時間4月30日、米国カリフォルニア州で開催された陸上競技会で、18歳の新星エリヨン・ナイトン(米国)が200メートル19秒49(追い風1.4m)の世界歴代4位、自身が保持していたU20世界記録を更新する好走を見せた。

 高校時代はアメリカンフットボールで活躍したナイトン。昨年6月のオリンピック予選で19秒84をマークし、ウサイン・ボルトが持つU20世界記録を破ると、そのまま五輪代表に内定。米国の最年少スプリンターとして世界の強豪と渡り合い、初の五輪で4位入賞を果たしていた。

 そんな彼はオフに大きく成長したようだ。スタートの合図と共に勢いよく飛び出すと、5レーンをぐんぐん加速。コーナーを曲がりきる手前で先頭に立つと、後続を一気に突き放しフィニッシュ。世界新まであと0.3秒と迫る好タイムで、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)、ヨハン・ブレイク(ジャマイカ)、マイケル・ジョンソン(米国)に次ぐタイムをマークした。

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 著しい成長を見せる18歳には世界のメディアも注目している。欧州衛星放送『Eurosport』は、「ボルトと同じく大きな体(ボルト195センチ、ナイトン191センチ)ながら、ナイトンは驚異的な成長曲線を誇る」と評した。世界記録19秒19を持つ人類最強のボルトでさえ18歳の頃は19秒93がベストとやや苦戦していたのだ。「19秒49はボルトよりも優れている」と驚きをもって伝えた同メディアは、「同い年のボルトより遥かに速い」と続けた。
  東京五輪100メートル銀メダリストであるフレッド・カーリー(米国)が、4月16日の競技会で今季最速となる19秒80をマークしたが、今回それを大きく上回ったナイトン。夏オレゴン州ユージンで開催される『世界選手権』に向けて、徐々にムードが高まるなか、伊メディア『OA Sport』は「夏のビッグイベントに向けて、ライバルを震え上がらせた」と警戒する。

 ポスト“ボルト”として世界的な注目を集めるスプリンター。走るたびに速くなる彼に今季は目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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