ここまで期待に応えられなかった左腕がその真価を発揮した。

 トロント・ブルージェイズの菊池雄星は現地時間5月4日に行われたニューヨーク・ヤンキース戦に先発。6回を投げて3安打1失点1四球7奪三振の好投を見せ、今季5先発目&移籍後初の白星を手にした。

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  これはただの白星ではなかった。対するヤンキースは同地区のライバルであり、ここまで11連勝中の絶好調チームだった。メジャー最多34本塁打を放っている重量打線をソロ一発の1失点のみに抑えたピッチングは見事という他ない。

 菊池の最大の課題だったコントロールもこの日は安定。最大のピンチは1点差で迎えた6回、先頭のカイル・ヒガシオカに二塁打を打たれて同点の場面だった。後続のゴロの間に三塁へ進まれるも、好調のアーロン・ジャッジをフルカウントから見逃し三振、3番のアンソニー・リゾーを抑えて無失点。クオリティ・スタート(6回を投げて自責点3以内)を記録して先発の役割を見事果たした。

 その後は継投に託すも、9回は2死満塁の窮地もあったが、ブルージェイズがどうにか1点差を守り切って勝利。菊池に白星がついた形だ。今季成績は5先発(20.2回)して1勝1敗、防御率4.35、奪三振率8.71、WHIP1.55。3年3600万ドル(約41億円)の好待遇ながらここまで結果を残せなかった菊池だが、この勝利を機に調子を取り戻せることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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