4月のナショナル・リーグ月間最優秀新人に輝いた鈴木誠也(シカゴ・カブス)。開幕から順調に安打を積み重ね名声を手に入れていた27歳だが、ここ6試合を見れば、23打数1安打、8三振、1四球と急速にペースを落としている。

 強烈なインパクトでメジャーリーグデビューを果たし、早くも新人王候補に名乗り上げていた鈴木だが、今では打率.250、出塁率.365、長打率.475、OPS.840にまで下降。その変貌ぶりには、米メディアも騒然としている。

「スランプ気味なので、なんとか持ち直したい」と語る本人をクローズアップした米放送局『NBC Sports』は、カブスを率いるデビッド・ロス監督のコメントを元に特集記事を掲載した。

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 まず、ロス監督は、「彼のプレーを見ていると、ほんの少しだけタイミングがずれている」と課題を明示。そのうえで、「毎日試合に出続けて、楽にスタートを切れたようだけど、相手投手は以前より積極的に攻めてきている」と傾向を口にし、「打ちごろのボールを何球かファウルにしている」と続けた。
  今季はMLBの新労使協定を巡るロックアウトがあったため、それに鈴木は巻き込まれる形で、名門球団入りが決まったのが3月18日と遅かった。同メディアは、「カブスは彼と契約したとき、厳しい調整期間になると予想していた。むしろ2週間で彼が調整出来たことの方が驚きだった」とその類まれな“適応能力”の高さを評価。

 そんな鈴木を「彼は最初みんなを驚かせた。『すごい、この男はメジャーを席巻している』とね」と指揮官も称賛する。そして「今度は相手が対応するようになってきた。スズキもまたリーグの投手に慣れはじめて、2度目の対戦になる選手も出てきている」と分析し、「彼も他の選手と同様に浮き沈みのあるシーズンを経験しないといけない」と今後を見据えた。

 とはいえ、これまで日本の主砲として活躍してきた27歳だ。今は苦しい時間を過ごしているが、再び浮上するきっかけを見つけてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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