5月7日、ラ・リーガ第35節が行なわれ、マジョルカは2-6でグラナダに大敗。16位から降格圏(18位)に転落した。

 ライバル(戦前は勝点1差の18位)とのホームでの直接対決は、勝点差を広げる最大のチャンスだったが、開始6分でCKからの混戦で失点、28分にサルバ・セビージャの素晴らしいミドルで追いつくも、後半に入ると46、55分と連続でゴールを破られる。58分にアントニオ・ライージョが打点の高い見事なヘッド弾を決めてスタジアムを沸かすが、追い上げるどころか、以降は40歳のホルヘ・モリーナのダブルを含む3ゴールをアウェーチームに許してしまった。
  試合途中で一部の観客がスタジアムを後にするという悲惨なホームゲームとなってしまい、ハビエル・アギーレ監督の口からも「後半に何が起こったのか、説明がつかない」「プレーするのを忘れてしまったのかもしれない」「ファンには謝罪するしかない。彼らは温かく迎えてくれたが、我々からは何も提供できず、彼らは悲しんでいる」と、ネガティブな言葉しか発せられなかった。

 この試合で、久保建英は2試合ぶりにスタメン入りを果たし、4-4-2の2列目右サイドでプレー。開始4分に決定機を得たが、タイミング良く飛び出した相手GKルイス・マキシミアーノにシュートをブロックされ、先制点をもたらすことはできなかった。85分間プレーし、専門メディア『Whoscored.com』によれば、53回のボールタッチで、シュート1本、25本のパス(成功率80%)、キーパス2本、ドリブル4回(成功1回)、守備では4回のタックル(全て成功)、クリア1回、インターセプト1回のスタッツを記録した。

 28分のセビージャによる同点場面では、アシストしたヴェダト・ムリチに右からクロスを合わせるなど、貢献も果たしたものの、前述の決定機逸のイメージは悪かったようであり(直後に失点を喫したこともあってか……)、マドリードのスポーツ紙『AS』は「幾つかの幸運によってボールを得、相手GKを引っ張り出して先制点を挙げようとしていた久保による、驚異的な方法での協力」という表現で、この開始4分の場面を伝えている。

 また、55分の3失点目は、久保がハーフウェーライン付近でボールを奪われてからのカウンターによって喫したものとなり、同じくマドリードのスポーツ紙である『MARCA』は「中枢でボールを喪失した」と綴り、大きなミスであったことを強調。3点満点での採点では「-」という0点評価。なお、久保以外にもマジョルカの6選手が、この最低点を与えられた。

【動画】久保建英が先発出場! グラナダ戦ハイライト 一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は5点満点中の「2」。ここでも、記事中では「マキシミアーノが久保を破った」ことが直後のリードに繋がったと報じ、またバレアレス諸島の公共放送『IB3』も「マジョルカの黙示録。今季最悪のパフォーマンスで大チャンスを潰したこの試合、久保が1-0とできたはずだが、日本人選手はこの日、いまひとつの出来であり、プレーは適切でなかった(※もうひとつの出来事は2分後のグラナダの先制点)」と、この場面に言及している。
  同じくマジョルカの地元メディアである『Ultima Hora』紙も、注目点は同じであり、「マジョルカは先制点を挙げられるところだったが、タケはマキシミアーノを破るには至らず、グラナダを目覚めさせるだけだった」と記述。『Ok Baleares』もこの場面に言及するとともに、「これ以降、ブーイングを浴びながら交代するまで、日本人選手はリカバーを見せることはなかった」と、全体を通しても良くなかったという見解を示した。

 同じく、プレー全体について評価を下したのは、アギーレ監督の母国メキシコの日刊紙『EL UNIVERSAL』で、「日本人選手の魔法と、中盤でのガーナ人(イドリス・ババ)の強さは、アイトール・カランカ率いるグラナダの“パズル”を解くのに十分ではなかった」と綴られている。

 最後に、グラナダの日刊紙『Granada Hoy』はアウェーチームの見地から、「もしアギーレ監督のチームが先制していたら、この試合の経過は大きく変わっていただろう。久保を止めたポルトガル人GKは、チームを再び活気づけた」と、この久保の決定機を阻んだことが大きかったと指摘した。

構成●THE DIGEST編集部
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