F1第5戦のマイアミ・グランプリは5月8日に決勝が行なわれ、9番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は12位に終わった。

 車のバランスに苦しみながらも、予選では今季初のQ3進出を果たすなど、着実な進歩を見せていた角田だが、決勝では再びペース不足に苦しみ、1周目から順位を落とす。12周目で真っ先に最初のタイヤ交換を試みるなど状況打破に努めるも苦しいレースは続き、一時は17番手まで沈んだ。その後、ソフトタイヤを履いた第3スティントではペースを上げたが、巻き返しも及ばず、2戦連続のポイント獲得は成らなかった。
【マイアミGP】角田裕毅、今季予選最高位の9番手! レッドブル顧問も「才能を開花させている」と賛辞 レース後、角田はチームの公式サイトを通して、「今日は、本当にガッカリしています。1周目からペース不足に苦しみ、数台の車に追い抜かれ、レースを通してリカバーすることができませんでした。フリー走行1回目から車に対する信頼性を高めてきたことを喜んでいただけに、今日のパフォーマンスの乏しさにはフラストレーションが溜っています」とネガティブにこの日曜日を振り返っている。

 チームメイトのピエール・ガスリーも他車との接触でリタイヤを余儀なくされており、今季初めて獲得ポイントゼロとなったことで、チームはSNSで「残念ながら、我々の日ではなかった」と悔しさと失望を表わし、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンも「力強い予選の後の、今日のレース結果には失望した」と気持ちを明かすとともに、以下のように角田について言及した。

「ユウキは最初のスティントで苦労していたため、早めのピットストップというギャンブルを仕掛けたが、第2スティントでもペース、バランスともに安定せず、十分な進化を遂げられなかった。ソフトタイヤを履いた最後のスティントでは、なんとか良いペースを見せたものの、残りのラップ数は少なく、ポイント獲得には至らなかった」

 予選からは打って変わってネガティブな結果に終わったイタリアのチームに対しては、メディアの報じ方も厳しいものとなっており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「マイアミGPの勝者と敗者」という記事の中で、アルファタウリを後者に選出し、次のように綴っている。
 「角田が第1スティントで急降下し、ガスリーはフェルナンド・アロンソやランド・ノリスと接触したことで、予選ではダブルでトップ10入りしたアルファタウリにとって、このレースは非常に酸っぱいものとなった。角田はソフトタイヤに履き替えたが、リスタートの混乱でも強い印象を与えることはできなかった。このチームにとって唯一幸いだったのは、1ポイント差で迫るハースも無得点に終わったことだが、上位のチームには差を広げられることとなった」
  また、アメリカのスポーツ専門サイト『SPORTING NEWS』は「最初のピットストップで角田はハードタイヤを装着したが、それは全くうまくいかなかった。しかし、それにもかかわらず、日本人ドライバーは懸命なドライビングを見せた」と、奮闘・苦闘ぶりを報じ、スペインのモータースポーツ専門サイト『PITLANE motor』は「アルファタウリにとっては、忘れるべき悪い週末。両ドライバーは不運に見舞われ、ペース不足と他車との接触に苦しめられた」と伝えた。

構成●THE DIGEST編集部
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