現地時間5月9日、ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスとボストン・セルティックスによるカンファレンス準決勝第4戦が開催された。

 シリーズ成績2勝1敗とバックスのリードで迎えたこの試合、ホームのバックスは序盤から固い守備でセルティックスのミスを誘い、7点のリードを奪って第1クォーターを終了。その後、セルティックスに同点に追いつかれるも、第3クォーターにヤニス・アデトクンボが13得点を奪う活躍で80−73とリードを保って最終クォーターを迎えた。 

 だが、負ければ後がなくなるセルティックスは、キャリア15年目でチーム最年長の35歳、アル・ホーフォードが第4クォーターでステップアップ。

 6度のオールスター出場経験を持ち、今季3シーズンぶりにセルティックスに復帰したビッグマンは、ドライブからの豪快なダンクや3ポイント、フックシュートなどフィールドゴール(FG)6本、3ポイント2本、フリースロー2本をノーミスで決めてこのクォーターだけで16得点を奪取。

 このベテランを中心に、セルティックスは最後の12分で驚異のフィールドゴール成功率84.2%(16/19)、3ポイント80%(4/5)、フリースロー100%(7/7)でプレーオフのフランチャイズ記録となる43得点を奪い、116−108で鮮やかな逆転勝利を収めた。
  セルティックスはホーフォードがプレーオフ最多となる30得点に8リバウンド、3アシストをマークしたほか、エースのジェイソン・テイタムが30得点、13リバウンド、5アシスト、ジェイレン・ブラウンとマーカス・スマートが18得点をあげた。

 バックスはアデトクンボがゲームハイの34得点を叩き出したが、第4クォーターは6得点、2ターンオーバーと振るわず。アデトクンボは試合後、ホーフォードについて「真のプロフェッショナル。正しいプレーをする選手で、試合終盤にチームを牽引していた。タフショットを何本も決めた、彼を称賛すべきだ」と脱帽していた。

 なお、『ESPN Stats and Info』によると、この試合、ホーフォードがマッチアップした時間帯でアデトクンボはFG33.3%(4/12)止まり。さらにシリーズ全体で見るとFG30.6%(15/49)で、そのほかの選手がマークに付いた際はFG53.5%(35/65)とその違いは一目瞭然。経験豊富なベテランは“アデトクンボ・キラー”として君臨している。

 これでシリーズは2勝2敗のタイ。敵地で大きな勝利をあげたセルティックスが一歩抜け出すのか、王者バックスが王手をかけるのか、第5戦は舞台をボストンに移して5月11日(日本時間12日)に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部