苛立ちをこらえきれずにバットを真っ二つに粉砕してしまった。

 現地時間5月11日、今季アメリカン・リーグMVP候補のひとりブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)が、ニューヨーク・ヤンキース戦の5回に空振り三振。その直後、フラストレーションを爆発させてバットを壊したのだ。

 この日、1点を先制していたブルージェイズだが、4回、ヤンキースに一挙3点を奪われ逆転されていた。そのなかでゲレーロJr.は第1打席は死球で出塁し、第2打席には中安打を記録していた。そして5回2死二塁の好機で彼に打順が回った。

 一発出れば同点の局面で、先発右腕ジェイムソン・タイオンと対峙した23歳は、打ちたい気持ちが前面に出てしまう。そしてカウント1-2と追い込まれた4球目の外に大きく外れたカットボールに、思わず手を出してしまう。悔しくもバットは空を斬り、三振に倒れたのだ。

【動画】苛々を爆発!三振後にバットを真っ二つに折ったゲレーロJr.をチェック

 自身のパフォーマンスに苛立った主砲は、勢いよく地面にバットを叩きつけた。そしてバットを横に持ち替え、自身の左足の膝でバキっと真っ二つにへし折り、投げ捨てた。この様子はSNSで拡散され、多くのファンやメディアはその行動に目を疑った。
  同動画を拡散したメディアのひとつヤンキースの地元放送局『YES Network』は、「破片に気を付けて!」と注意喚起したうえで、「ジェイムソン・タイオンがブラディミール・ゲレーロJr.から空振り三振を奪った。ブラッディ(ゲレーロJr.の愛称)は悔しさのあまりバットを二つに折った!」と伝えた。

 この行動に「理解できない」と意見を寄せるファンも多かったが、米メディア『TMZ Sports』は、「苛立ってバットに折ることに疑問を持ったとしても、MLBには折ってはいけない規則はない」と事実を伝えた。そして「ブラッディが短気なことで何らペナルティーを受けることはない」とゲレーロJr.に寄り添っている。

 チャンスをものに出来ず怒りを露わにした23歳。決して褒められる行動ではないが、本気でMVPを目指すからこそ感じる“悔しさ”なのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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