現地時間11日に本拠地で行われたタンパベイ・レイズ戦に「3番・DH兼投手」で先発した大谷はチームの援護がなく、勝利投手は逃したものの、6回92球を投げ、5奪三振、被安打2、2四球、1失点に抑える好投を見せた。

 今季これまでの投手成績に関して大谷は、6試合に登板し3勝2敗、防御率2.78、7四球、46奪三振と好結果を残しており、昨季の同時期を圧倒的に上回っている。
【関連記事】「オオタニは神話上の伝説的な何か…」17年WBCのMVP右腕が大谷翔平を大絶賛。圧倒的な才能にベタ惚れ? しかしながら、11日は序盤からやや精彩を欠いていた。直球の平均球速は通常より1、2マイル減、カーブの制球力は見事だったものの、スプリットや4シームの制球が乱れる場面があり、苦戦を強いられた。

 海外スポーツメディア『Sportskeeda』のピーター・ウィルソン記者は「球速が落ちた。マウンド上での息苦しさを感じた。オオタニは疲れていた」と言及している。大谷はここまで20試合連続で出場している。広範囲の移動もあり、疲れがたまるのも当然だ。

 大谷は右肘内側側副靱帯のトミー・ジョン手術を受けているだけに、人一倍体を酷使することを避ける必要があり、当然マッドン監督はじめ首脳陣は大谷の疲労については、注視している。

 11日の試合でも6回2死無塁としたところで球数が89球に達し、エンジェルスのベンチが動き出し、マット・ワイズ投手コーチとジョー・マッドン監督が、マウンドに向かおうとしたが、ここは大谷自身が大丈夫だと右拳で制止。そのためコーチ陣は引き下がり、大谷がランディ・アロザレーナを見事に空振り三振に打ち取った場面もあった。

 今年からMLBで適用された先発投手が降板後もDHとして打席に残れる「大谷ルール」も本来大谷に有利に働くと予想されていたが、逆に大谷の疲労を助長させる一因になるかもしれない。いずれにせよ、大谷自身にいつでも試合に出たい、投げたいという気持ちがあるのは確かだ。

 前出のウィルソン記者は「みんな休みが必要なんだよ、ショウヘイ。MVPを3回獲得したマイク・トラウトでさえ、休めるときは休むんだ。とはいえ、大谷が毎日プレーしても文句はないけど」と締めた。

 エンジェルスは12日に休養日を挟み、13日からの敵地でのオークランド・アスレチックスとの3連戦に臨む。この1日の休みで大谷の疲れが少しでも回復することを願いたい。

構成●THE DIGEST編集部
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