あっという間の大記録の達成だった。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、日本人メジャーリーガー史上3人目となる通算100号ホームランを、日本人史上最速でやってのけたのだ。
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 現地時間5月14日に行なわれたオークランド・アスレティックスとのダブルヘッダー2戦目。その5回表に無死二塁という絶好機で巡ってきた第3打席だった。

 第1試合からおよそ2時間後のプレーボールというタイトなスケジュールにもかかわらず、大谷の集中力は研ぎ澄まされていた。対峙したアスレティックス先発右腕アダム・オラーが投じた初球だった。ほぼど真ん中に入ってきた92.8マイル(約149.3マイル)のシンカーをフルスイングした。

 以前に「甘い球は基本的にセンター方向に打てればいいなと思っている」と語っていた通り、打ちごろの球を見逃さなかった。本人が確信めいて歩き出して、見送った打球はあっという間にバックスクリーン左に突き刺さった。

 MLBではベーブ・ルースに続く史上2人目となる「100本塁打&250奪三振」の達成者となった大谷。その傑物ぶりには、海外メディアからも賛辞が寄せられている。スペイン紙『Marca』は、「“オオタニサン”がまたやってのけた」と、球史に残る快挙を称えた。
 「この日本の天才は、数日前に彼のキャリアで初の満塁ホームランを打ったばかりだった。だがそこから数日して、ベーブ・ルースと肩を並べるほどのスターになった」

 大谷のホームランシーンについて「豪快にかっ飛ばした」と描写した同紙は、通算459試合目での100号達成は、ベーブ・ルース、ハンク・アーロン、サミー・ソーサ、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスらよりも速い記録であると紹介。そのうえで、日本の偉才が「レジェンドたちを凌駕するのはワイルドなことだ」と絶賛した。

「ボンズが同じ試合数で放ったのは70本塁打だった。それに対して、ショウヘイはわずか444試合(打者としての出場試合数。通算は459試合)でこの数字を達成したのである。彼がMLBの通算ホームラン数でキングになるには、年齢が問題になるかもしれない。しかし、少なくともいまのペースでいけば、トップ10に入る可能性は十分にある」

 メジャー5年目で世界屈指のホームランバッターの仲間入りを果たした大谷。その一挙手一投足は、この先も興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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