新労使協定を巡る米大リーグ機構(MLB)と選手会の交渉が長引いたせいで、今季メジャーリーグの開幕が遅れた。

 しかしながら、99日間に及ぶ選手会の粘り強い交渉の結果、最低賃金の引き上げと調停前の若いトップ・プレーヤーに報酬を提供する新しいボーナス制度という若手に恩恵を与える変更がなされた。そのせいかどうかは定かではないが、2022年シーズンは若い選手や新人選手の活躍が目立っているのは確かだ。

【関連記事】鈴木誠也への“不可解ジャッジ”にカブスOBの米解説者が激怒!「セイヤは日本で首位打者になったんだぞ」 米メディア『YARDSBAKER』では、今シーズン序盤戦でインパクトを与えたプロスペクト(若手有望株)20人を選出している。

 その中には先日137メートルと特大のメジャー初本塁打をマークしたシアトル・マリナーズの有望株フリオ・ロドリゲスやロサンゼルス・エンジェルスの好調な投手陣の一端を担っている若い右腕リリーバーのオリバー・オルテガの名前も挙がっている。

 そしてその20人の中にはシカゴ・カプスの鈴木誠也の名前も含まれている。鈴木誠也はNPBでは首位打者を2度獲得するなどミート力が高く、昨季は打率.317、38本塁打、88打点をマーク。また、6年連続打率3割、25本塁打の記録も持ち、昨年の東京五輪では、侍ジャパンの4番で金メダル獲得に大きく貢献した。

 同メディアは鈴木に対して「まだシカゴではそのパワーを見せていないものの、シーズンが進むにつれてますます調子を上げていき、数字も伸び始めると想像せざるを得ないだろう」と期待を寄せている。

 開幕時から4月の半ばまでは、爆発的な打撃力で米メディアも納得させてきた。4月18日には、大谷に並ぶ日本人最速で週間MVPを受賞。4月のナショナル・リーグ月間最優秀新人も受賞し、対象期間の4月においては、21試合で9本の長打とOPS.934を記録している。実力とアジャスト力そして、明るい性格も相まってデビューからファンを沸かせてきた。

 4月後半から5月前半までは、相手チームに研究されたのか、疲れが出はじめたのか、なかなかヒットが出ずにスランプも囁かれたが、ここ最近は調子を取り戻し、5月16日(現地時間)時点で、5試合連続安打を記録している。

 シーズン終了までは4分の3も残っている。「数字も伸び始める」という現地メディアの言葉を信じて、鈴木の活躍を見守ろうではないか。

構成●THE DIGEST編集部
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