今季3年ぶりにプレーオフ返り咲きを果たしたウォリアーズは、生え抜きエースのステフィン・カリー、2度の大ケガから復帰したシューターのクレイ・トンプソン、万能戦士のドレイモンド・グリーンを軸にカンファレンス決勝に勝ち進んだ。

 現地時間5月18日からNBAファイナル進出をかけて戦う相手は、ルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックス。16日に自身のポッドキャストを更新したグリーンは、マブズについて「本当にいいチームだ。俺たちにとってタフなマッチアップになるだろう」と切り出し、「俺たちがやらなければいけないのは、ターンオーバーを減らすこと。相手はターンオーバーを誘発してくる」と警鐘を鳴らしていた。

 ウォリアーズはデンバー・ナゲッツとの1回戦で平均12.2本、グリズリーズとのカンファレンス準決勝では同17.8本のターンオーバーを犯していた。

「どんな時であろうと、セットディフェンスを崩していくことはトランジションで仕掛けるよりもずっと難しい。俺たちはメンフィス相手にそれ(ターンオーバー)を許してしまったし、デンバーでもいくつかあった。だから俺たちは、ボールを大切に扱っていかないといけない。オフェンス面ではそれが一番の鍵になるだろう」
  グリーンはハーフコートオフェンスでプレーメークすることもあれば、早い展開でボールプッシュすることもあることから、「もし俺たちがその問題を解決できれば、俺の中では問題ないと思うね。俺は自分自身でそれを正していくことが必要だ。俺もチームも、そうしていかなきゃいけない」と意気込む。

 もっとも、シリーズの勝敗に関する話題になると「俺の予想? 当然ダブズ(ウォリアーズ)だ」と自信を覗かせていた。

 なお、今季レギュラーシーズンの直接対決戦績はマブズの3勝1敗だが、ウォリアーズはうち3試合でグリーンをケガで欠いていた。

 カリーとドンチッチというNBA屈指の人気と実力、そして華やかさを誇る2大スターがプレーオフで対戦するのは初めて。白熱のシリーズが期待できそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)