F1は2週連続開催となり、先週のスペイン・グランプリに続き、今週末に伝統のモナコ・グランプリが行なわれる。

 先週のスペインGPで厳しい状況のなか奮闘し、見事に10位入賞を飾ったアルファタウリの角田裕毅は昨季、予選Q1敗退の16位フィニッシュだった。6位入賞を果たしたチームメイトのピエール・ガスリーに大きな差を見せつけられたが、改めてルーキーとしてF1の洗礼を受けたモナコGPで、自身の成長ぶりを示せるかが注目される。

 チームの公式サイトを通し、角田はバルセロナでのレースを「厳しい週末でした。車が思い通りにならず、ペースも不足していました」と回顧。「予選で車の力を最大限に引き出せたと思いますが、それだけでは十分ではありませんでした」と自己分析し、その後も次のように感想を明かしていた。
 「レースは暑い午後に行なわれ、長いものになりましたが、そこで1ポイントを獲得できたことは満足のいくものでした。とはいえ、それは我々が望んでいた結果ではありませんでした。モナコではもっと良い時間を過ごせればと思います」

 また、昨年のモナコGPについては、「非常に難しく、理想的なものではなかったことを憶えています」と回想。「今回は2回目であり、Q3に進み、決勝でポイントを獲得するために、セッションごとにスピードを上げていくより良い方法を分かっていますし、集中していきたいと思います」と、リベンジに燃えている。

 さらに、モナコのコースに関して、「とてもユニークで、ミスを犯すと大幅にタイムを失い、高い代償を払わされることになります」と説明した日本人ドライバーは、「素晴らしい伝統的なコースのひとつであり、他と比べることはできません。現代的なコースと違いがありますが、ドライビングがつまらないということはなく、追い抜きが難しくても、とてもエキサイティングなイベントです」と、ここでのレースが特別なものであると強調した。「週末を通してのアプローチは、他のコースでのレースと変えることはありません。金曜日から日曜日までという新しいフォーマットは(昨季までは木曜日から始まり金曜日は休み)は、集中力や勢いを持続することを容易にするはずです。ここでは、予選で良いグリッドを得ることが大事になるので、1周ごとのパフォーマンスにより集中する必要があります」

 このように伝統のレースへ心構えを示した日本人ドライバーに対し、大きな期待を寄せるのはチームだけではない。
  英スポーツ専門サイト『GiveMeSport』は、「ここまでポジティブなシーズンを過ごしており、パフォーマンスはさらに安定し、ルーキーイヤーに比べてミスも少ない。今後はよりコントロールされたドライビングと、本来の驚異的な速さを見せるだろう。アルファタウリのコクピットに収まった彼が、モンテカルロで何を見せるかを見てみよう」と記している。

 海外メディアからも、その成長ぶりが認められている角田が、モナコでも良いパフォーマンスと結果を残せるかに要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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