現地時間5月31日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、6月2日からスタートするボストン・セルティックスとのNBAファイナルを前に、初優勝を飾った当時を振り返った。

 ウォリアーズはドラフトで指名したステフィン・カリー(2009年1巡目7位)、クレイ・トンプソン(11年1巡目11位)、グリーン(12年2巡目35位)という強固なコアメンバーを維持し、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下で2014−15シーズンに現有戦力で初優勝。その後も19年まで5年連続で頂上決戦へと駒を進め、17、18年にもリーグを制しており、今年は4年ぶりの王座奪還を狙っている。

 そんななかグリーンは、1975年以来40年ぶりにリーグの頂点に立った15年を回想。

「このチームが初めてチャンピオンシップを勝ち取った時、俺たちは若かった。俺は3年目、クレイが4年目で、ステフも6年目だった。俺たちはあのチームでもの凄く重要な役割をこなしていた。でも皆が忘れがちな傾向にあるのは、あのチームには素晴らしいベテラン陣がいて、彼らが俺たちに(手本を)見せて、(優勝へと)導いてくれたんだ。

 あの時このチームにはアンドリュー・ボーガット、デイビッド・リー、リアンドロ・バルボサがいた。それにこれまでマット・バーンズやザザ(パチューリア)、デイビッド・ウエストがいた。これまでの旅路で俺たちにはベテラン陣がいて、(勝利するための)道を示してくれたんだ」
  3年ぶりにファイナルへと返り咲いたウォリアーズには、カリー、トンプソン、グリーンがこれまでファイナルに5度出場、ケボン・ルーニーも2度出場。アンドレ・イグダーラに至っては20年にマイアミ・ヒートの一員としてもファイナルを経験しており、計6度も出場。ウォリアーズはロースター全体で計123試合のファイナル出場経験を誇る。

 だが、彼らを除く選手たちはもちろん、初のファイナルとなる。アンドリュー・ウィギンズやジョーダン・プールといった主力たちもキャリア初の頂上決戦へ臨むのだが、現在はグリーンらがベテランとなり、彼らへ手本を見せているという。

「あの時と違うのは、今は俺たちが手本となって示していることにある。俺たちは依然としてこのチームで重要だ。でもベテランとして、今は彼らへ手本を示していくという責任がある」

 グリーンはファイナルで通算27試合に出場し、平均12.7点、9.3リバウンド、6.7アシスト、1.8スティール、1.0ブロックを記録している。32歳のベテランはウォリアーズのヴォーカルリーダー、そして若手の良き見本として今年の大舞台でも攻守で存在感を発揮してくれそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)