昨季のアメリカン・リーグMVP投票において、最終的に断トツの得票数を集めた大谷翔平(ロサンジェルス・エンジェルス)。日本人史上初の2年連続受賞という快挙が期待される今季も、ここまでは順調に活躍を続けている。

 言わずと知れた二刀流スターは、相手の警戒が強まるなかでコンスタントに結果を出している。投げては3勝3敗ながら、防御率3.45、奪三振率12.79をマーク。打っても打率こそ.249ながら、11本塁打、長打率. 471と、いずれも上々と言える数字だ。

 そんな大谷のMVP獲得を米老舗誌も推挙する。長年、メジャーリーグの情報を発信し続けている『Sports Illustrated』は、現地時間6月1日に自社で運営するベッティングサイト『SI Sports Book』の数字を基に現時点でのMVP、サイ・ヤング賞、新人王の予想を発表。そのなかで27歳のサムライを推した。

 ア・リーグMVPオッズで、大谷を+220でトップとした同誌は、2位に+333でアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)を選出。続く3位には、+400でマイク・トラウト(エンジェルス)が入った。
  同誌のニック・セルビー記者は「2021年シーズンと比べればやや遅れているが、私の開幕前からの予想は変わらない」と断言。そのうえで、「オオタニはMVPを獲るために昨季の自分を超える必要はない。彼は、OPS+(128)とERA+(113)で平均(100)を手堅く上回っており、指標は上向きだ」と太鼓判を押す理由を記した。

 もっとも今季はライバルたちも好調だ。とりわけジャッジにいたっては、5月を終えてメジャートップの18本塁打をマークし、シーズン60本という驚異的なペースで打ち込んでいる。だが、それでもセルビー記者は「私から見たらオオタニのほかにMVPはいない」と続けた。

「今季のオオタニは投球において、奪三振率(12.79)と与四球率(2.03)は自身のキャリアハイだ。球速も増しており、スライダーとスプリットで空振りを奪う数も増えている。今後4か月でさらに進化すると考えるのは妥当だ。もしそうならなくても、今のままでも36本塁打、104打点、23盗塁、110得点、144イニングを投げ、200奪三振のペースだ」

 開幕時から不振が指摘されていた大谷の打撃も直近7試合では打率こそ.158と落ち込んでいるが、長打率は.526、本塁打は2本と、スラッガーとして復調の兆しは見えつつある。チームの結果もより重要視されてくる今後は投打でより安定した数字を残せれば、MVP受賞を推す声は高まっていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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