現地時間6月1日にPFA(イングランドプロサッカー選手協会)が公表した今季のプレミアリーグ最優選手賞候補者リストが波紋を広げている。原因となったのは、今季の得点王となったトッテナム・ホットスパーのソン・フンミンの選外だ。

 トッテナム在籍7年目を迎えた今季のソン・フンミンは、文字通りチームを牽引する凄まじい成績を残した。ハムストリングの故障などで欠場を余儀なくされながらも、35試合に出場して23ゴール・9アシストをマーク。最終的にリバプールのモハメド・サラーと並んだものの、アジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝いたのである。

 多士済々のプレミアリーグで“史上初の快挙”を達成した。にもかかわらず、29歳の韋駄天はランク外となった。ちなみに最終候補者にノミネートされたのは以下の6人だ。

ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・シティ)
サディオ・マネ(リバプール)
モハメド・サラー(リバプール)
フィルジル・ファンダイク(リバプール)
ハリー・ケイン(トッテナム)
クリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
  いずれもビッグネームばかりではある。しかし、ソン・フンミンよりもゴール数が少なく、タイトル争いにも絡んでいなかったC・ロナウド(18ゴール)やケイン(17ゴール)の選出など疑問点がないわけではない。

 無論、ソン・フンミンの母国メディアはPFAの選考に苦言を呈している。韓国のウェブメディア『Isplus』は「故意的なアジア蔑視のようにも見える」と指摘。また、日刊紙『朝鮮日報』も「英国内でも今回の選外には衝撃が広がっている。これは露骨な人種差別のようにも思える」と厳しい意見を寄せた。

 プレミアリーグの得点王というこれ以上にない成果を上げ、ワールドクラスのタレントとなったソン・フンミン。それだけにPFAの下した選外という決定には、しばらく波紋が広がり続けそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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