昨季の対戦で大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)にファンがどよめくほどの変則フォームを披露したネスター・コルテス(ニューヨーク・ヤンキース)。だが、現地時間6月2日の試合では、小細工なしに、真っ向勝負で挑んだ。

 振り返ってみても、印象深い対戦だった。2021年6月29日に本拠地で行なわれたエンジェルス戦、コルテスは大谷に対してあの手この手を使った。1球目に軸足の左足で何度もプレートを踏み、右足を上げたかと思いきや投球モーションに入らずに焦らしたかと思えば、2球目には超が付くほどの高速クイックを披露。最終的にはサイドスローでサムライをゆさぶろうと試み続けたのである。最終的にセンターフライに打ち取られた大谷も苦笑するほどの投球だった。

【動画】大谷翔平も思わず苦笑。ヤンキース左腕コルテスの“変則投法”を振り返る!

 ファンの脳裏に刻まれた微笑ましい光景。そんな両雄の再戦が実現したのが、現地時間6月2日のエンジェルスとのダブルヘッダー初戦だった。

 第1打席は二ゴロ、第2打席は遊飛とコルテスが打ち取ると、5回1死無塁の第3打席では大谷が中安打で出塁。だが、直後に絶妙なけん制球でアウトに仕留めた。二刀流スターに限らず、この日は巧みな投球でエンジェルス打線を封じた左腕は、7回を被安打5、無失点、7奪三振を記録し、5勝目を挙げた。
  試合後、穏やかな表情で取材に応じたコルテスは、「90マイル以上を投げる人とは対決したくない」と冗談交じりで大谷との対戦を回想。そして「僕は野球の片側だけをやっている」と言い、投打で活躍する二刀流に対して尊敬の念を示した。

「彼がやっていることは印象的で、もしそれが出来たら、みんなにもっと尊敬されたかもしれない」

 1994年生まれ同士の両選手。今回はヤンキース左腕に軍配が上がったが、次回以降は何が起こるだろうか。今後の直接対決にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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