“野球の本場”での大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)への評価は依然として揺るぎない。現地時間6月4日に行なわれたフィラデルフィア・フィリーズ戦で、米放送局『FOX Sports』の解説を務めたジョン・スモルツ氏の言葉は、まさにそれを物語るものだった。

 全米に放映されていた中継内でのワンシーンだった。大谷が3度目の打席に入った5回、スモルツ氏は、「ちょっと言わせてくれ。私は彼についてひとつだけ、ハッキリと言っておきたいことがあるんだ」と言うと、次のように続けた。

「もしも、オオタニがこの先二度と打席に立たずに投球だけに専念したら、彼はア・リーグのジェイコブ・デグロムになれる。私はそう確信している」

 彼が引き合いに出したデグロムとは、2018年から2年連続サイ・ヤング賞に輝くなど言わずと知れた球界のエース。スモルツ氏は当代屈指の剛腕と比較して、「投手・大谷」の実力を褒め称えたのである。

 もっとも、55歳になるレジェンドは「ただただ脱帽だ」と以前から大谷の実力を評価していた。だからこそ、投打でやや精彩を欠いている現状にも変わらぬ評価を口にしたのだろう。
  投打の二刀流で活躍を続ける大谷に強い関心を寄せるスモルツ氏は、「デグロムは投げるだけだ」と断言。そして、27歳のサムライの凄みを力説した。

「この男は本塁打を放ち、打者のミーティングに出てビデオで研究もしながら、『そうだ!今日はブルペンで投球練習もしなくちゃ』という感じで日々やっている。そこが、私が最も強調したいオオタニの凄いところだ。彼が投手としてどれだけ才能を持っているかということさ」

 MLB通算213勝&154セーブを挙げ、殿堂入りを果たしたスモルツ氏。そんな大投手をしてここまで言わせる大谷はやはり一世一代のスターだと言える。

構成●THE DIGEST編集部

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