F1は今週末に第8戦のアゼルバイジャン・グランプリが行なわれるが、アルファタウリの角田裕毅が昨季は7位入賞という好成績を挙げた市街地レースに向けて、意気込みを語っている。
【関連記事】チーム内対決でも大躍進の角田裕毅、戦績は昨季1対19から今季7戦で3対3! 専門メディアは「最も改善されたドライバー」 2週間前のモナコGPでは、予選でQ3進出はならず、またQ1で自身のガードレールへの接触が赤旗を誘発し、チームメイトのピエール・ガスリーが時間切れで最終アタックができずに敗退する遠因となった他、さらに決勝では11番手から順位を下げ続け、終盤のミスで最後尾に落ちて17位でレースを終えたが、角田はチームの公式サイトを通して、改めて失意の週末を振り返った。

「フリー走行(FP)では、2台ともに全てのセッションで安定してトップ10入りしていたので(角田はFPが11番手、FP2は10番手、FP3は11番手)、ともにQ3進出という高い期待を持っていましたが、残念ながら今季で最もみすぼらしい予選となってしまいました」

「Q1では、個人的にはなぜあんな小さなアクシデントで赤旗が出たのか不可解ですが、あれがピエール(・ガスリー)のパフォーマンスに影響を与え、状況を悪化させてしまいました。大事なのは、予選でクラッシュしてはいけないということです。時折、助けとなる雨も、良い方向に作用しませんでした。次こそは!」

 このようにネガティブな言葉が並んだが、角田は「レースが終わってから、ファクトリーで多くの時間を過ごし、モナコで何が起こったのかを分析するために、何度かミーティングを行ないました」と、すぐに改善に努めたことを明かし、アゼルバイジャンGPでの雪辱を誓っている。

「我々は、昨季とても力強いレースを展開できたバクーに向かいます。予選では8番手に入り、レースでもラスト1周(終盤の赤旗によって最終周でレース再開となった)で2つ順位を落とすまでは5番手につけていました」と良い記憶を残す市街地サーキットについて、彼は以下のように印象を明かした。

「バクーのコースについては、欠点や嫌いなところはあまりありません。特にセクター2で古い建物を通り過ぎていくところは楽しいです。長いストレート以外にも、追い抜きのチャンスがたくさんあるコースなので、だいたい気に入っています」
  最後に角田は、「アゼルバイジャンではしっかりした週末を過ごし、ポイントを獲得できればと思っています。チームは可能な限り最高な結果を得るために、全てをうまくまとめて、力強い週末を過ごす必要があります。モナコで起こったことを繰り返してはいけません」と意気込みを語っている。
 
 かつてフェラーリなどで活躍したOBドライバーのフェリペ・マッサからは「F1ドライバーに最も必要な安定性に欠ける」と指摘された角田だが、各国メディアからは昨季に比べて明らかに進歩を遂げていると評価されており、ここまでの7戦中3戦で入賞を飾り、ガスリー(6点)のほぼ2倍のポイント(11点)を記録している。

 モナコでは失敗したものの、それをバクーまで引きずらないことが、今季の彼の成長ぶりを示すことになると思われ、イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は「ここまでの良いシーズンの主人公である角田は、次のアゼルバイジャンGPでポイント圏内に入り、自身の力を証明したいと考えている。来季のチーム残留も確定させたい日本人ドライバーは、チームの期待に応えることを望んでおり、上位でサプライズを起こす可能性がある」と期待を寄せた。

 また、英国のモータースポーツ専門メディア『THE CHECKERED FLAG.CO.UK』は「若い日本人ドライバーは、ルーキーイヤーで最も優れた成績のひとつを挙げたという良い記憶を持って、バクーでのレースに臨む。昨季7位でフィニッシュした角田は、この成功を繰り返すことを期待している」と報じている。

構成●THE DIGEST編集部
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