現地時間6月9日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたボストン・レッドソックス戦に「2番・DH兼投手」のリアル”二刀流”でスタメン出場した。大谷は5回の第3打席で中越えへ12号の逆転2ランを放ち、投げては7回4安打1失点の好投を見せた。

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 14連敗中のチームは現地7日に、就任3年目のジョー・マッドン監督を解任。フィル・ネビン監督代行が指揮を執り3戦目のゲームとなった。チームはテイラー・ウォードやアンソニー・レンドーンが故障離脱しているうえに、2日前の試合中に左股関節の張りを訴えたマイク・トラウトも前日に続きスタメンを外れるなど、苦しい台所事情となっている。

 そんななか先発マウンドに立った大谷は初回、先頭のアヨーロをレフトフライに打ち取ると、ア・リーグの打率トップ5に入る2番・ディバースを空振り三振、やはりチーム一の高打率を誇るマルティネスを三ゴロに打ち取る上々の立ち上がりを見せた。

 2回には先頭のバードゥーゴにいきなり二塁打を許し、無死二塁のピンチ。しかし、これを味方の好守にも助けられ、無失点で切り抜ける。すると2回裏の攻撃ではジョー・アデルの二塁打を皮切りに一死満塁のチャンスをつくるが、9番アンドルー・ベラスケスは三振、1番のフアン・レガレスもライトフライに倒れ、得点には至らない。8番・タイラー・ウェードの長打性の当たりで生還できなかったアデルのまずい走塁も、悪い流れを象徴するようなミスだった。
 
 大谷は3回も先頭打者に安打を許す苦しいピッチング。しかし、この回も後続をピシャリと抑えレッドソックスに先制点を許さない。この日2度目の対戦となったディバースは101マイル(約162.5キロ)の剛速球で三振に仕留めている。

 4回を3人で打ち取った大谷だが、5回は先頭打者に四球を許し、再びノーアウトで走者を出す展開。さらに安打を許して無死一、二塁とした大谷はワイルドピッチで走者を進めると、8番のボビー・ダルベックに犠牲フライを許し、1点を先制されてしまう。

 しかし、5回裏の攻撃。大谷は無死一塁でこの日3度目の打席に入ると、レッドソックス先発のニック・ピベッタからセンター越えの逆転2ランホームランを放つ。10試合ぶりの今季12号は値千金の一発となった。
 そして大谷は6回にも2塁打を許しランナーを出すものの、粘り強いピッチングで得点を許さず。そして7回を3人で切り抜けた大谷はこの日、7回100球を投げ4安打1失点6奪三振でマウンドを降りた。試合は6回裏に、レッドソックス2番手の澤村拓一からベラスケスが3ランアーチを放ち、エンジェルスがリードを広げると、その後のレッドソックスの反撃を1点に抑え、5対2で勝利。エンジェルスが連敗を14でストップさせた。

 大谷は5月5日のレッドソックス戦以来となる今季4勝目を挙げている。

構成●THE DIGEST編集部

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