現地時間6月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたニューヨーク・メッツ戦に「3番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席で右中間を破るタイムリーツーベースを放つなど、4打数3安打(1四球)を記録し、強敵撃破に貢献した。

 前日の試合ではメッツに3対7と完敗を喫したエンジェルスだったが、この日は序盤から攻勢に出る。チームを勢いづけたのは大谷だった。

 1死一塁でメジャー13年目の好投手カルロス・カラスコと対峙した第1打席に、3球目に内角高めへ投じられた93.4マイル(約150.3キロ)の4シームをジャストミート。これが右中間を破る先制のタイムリーツーベースとなった。その後に三塁まで進塁した大谷はアンソニー・レンドーンのタイムリーヒットの間に生還。貴重な一点となる得点をマークした。

 先手を取ったエンジェルスは、3回に追加点を挙げる。この試合でスタメンに復帰したマイク・トラウトが2試合ぶりのソロ本塁打を左中間スタンドに叩き込んだのだ。

 主砲の一発で球場が沸き立つなか、直後に2度目の打席に立った大谷は、カラスコの初球を打ってレフト前ヒットを記録。さらに二塁まで進塁してから5番ジャレッド・ウォルシュのライト前ヒットの間に、積極果敢な走塁でホームベースを陥れる。だが、ここはメッツの右翼手ジェフ・マクニールの好返球で刺されてしまった。
  もっとも、この日のエンジェルス打線の勢いはどうにも止まらなかった。5回に1死二塁で第3打席に立った大谷がカラスコから第13号となるアーチをマークすると、続く6回には“伏兵”アンドリュー・ベラスケスがソロ本塁打、トラウトが今日2本目となる2ランアーチを放ち、メッツを一気に突き放したのである。

 文字通りの一発攻勢で大差をつけたエンジェルス。勢いに乗っていた4月を彷彿とさせる打線の活発さには、現地記者も驚嘆。とりわけ猛打賞を記録した大谷への評価は高く、米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「ショウヘイ・オオタニの教科書通りの馬鹿げたミサイルだ。間違いなくボールは焦げ付いてる」と、打球速度113.5マイル(約182.6キロ)となった13号アーチについて描写した。

 7回表にビジターチームに1点を返されたホームチームは、その裏の攻撃でウォルシュのソロ本塁打などで1点を加点。着実に勝利を手繰り寄せていった。8回裏には3塁打が出れば、サイクルヒットなる大谷が第5打席に立ったが、ほぼ勝負を避けられるように歩かされ、快挙とはならなかった。なお、8回裏の攻撃でウォルシュが三塁打を放ち、2019年の大谷以来となる球団史上8人目のサイクルヒットを達成している。

 その8回裏に2点を加えて突き放したエンジェルスは、5月29日のトロント・ブルージェイズ戦以来となる二桁得点を記録。そして最終回を8回から投げていたオリバー・オルテガが4失点を喫したものの、なんとか抑えてゲームセット。終盤に失点を重ねる後味の悪さは残ったが、11対6で逃げ切って、ナ・リーグ東地区首位に立つ強敵とのシリーズ勝ち越しに望みを繋いだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「これぞ勝者の野球だ」13号2ランと止まらない大谷翔平に現地熱狂! 稀代の“愛好家”も「また打った!」と興奮ツイート

【関連記事】66本ペースのジャッジも大谷翔平に敵わない!? “投票権”を持つ米記者がMVPを推挙する理由「明らかに異常な数字だ」

【関連記事】大谷翔平の“意外な一面”を米誌が特集! ヤンキースから加入した同僚が「思っていたよりもはるかに外向的だ」と語った姿とは?