現地時間6月16日(日本時間17日、日付は以下同)に行なわれたNBAファイナル第6戦は、103−90でゴールデンステイト・ウォリアーズがボストン・セルティックスに勝利。シリーズ成績を4勝2敗とし、4年ぶり7度目のリーグ制覇を成し遂げた。

 今回の優勝により、2015年からチームに在籍するステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラ(2019〜21年はマイアミ・ヒートに在籍)は通算4個目のチャンピオンリングを獲得。これは現役選手のなかで最多タイ記録となっている。

 ウォリアーズが最高の終わり方を迎えた一方で、カリーらと同じく4度のリーグ制覇を経験しているレブロン・ジェームズにとっては、今季は失意のシーズンだったと言っていい。所属するロサンゼルス・レイカーズは開幕前には優勝候補と目されながらも、33勝49敗という散々な成績でプレーインにすら進めず。個人としては37歳とは思えない好スタッツを残したものの、期待を大きく裏切ったことで様々な批判に晒された。

 ただ、レブロンがバッシングを浴びるのは今季に限ったことではない。飛び抜けた実力と注目度の高さゆえに、チームが優勝を逃せばその責任を問われ、またリーグ制覇を果たしたとしても、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)ら過去のレジェンド選手らと比較され、識者やOB、ファンから好き放題言われ続けてきた。
  そんな“キング”に対し、かつてデトロイト・ピストンズなどでプレーし、1990年代にはリーグのトップスターとして活躍したグラント・ヒルが同情の声を寄せている。JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man and The Three』に出演したヒルは、レブロンが“NBA史上最も批判を受け続けてきた選手”だと主張した。

「レブロンが耐えてきたほどの暴言や罵倒、中傷に耐えた選手はいないと私は考える。彼は信じられないよ。幼い頃からプレッシャーに晒され、それでも期待に応えてきた。そしてマイケル・ジョーダンが耐えたこと以上の批判に、彼は耐えてきたんだ」

 かつては“ネクスト・ジョーダン”と称されながらも相次ぐ故障で期待に応えられず、批判を浴びた経験があるヒルだからこそ、レブロンの辛さがわかるのだろう。

 絶大な人気を誇る一方で、バッシングもされやすいレブロン。来季は個人、チームとも文句なしの成績を残し、批判の声を封じてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】37歳を迎えても未だ衰え知らず!NBAの“キング”レブロン・ジェームズ特集!